【フィギュア】りくりゅう金メダル!泣き笑いの6年半 苦しい時期も乗り越え日本勢初の快挙

[ 2026年2月17日 06:35 ]

ミラノ・コルティナ冬季五輪 第11日 フィギュアスケート   ペア・フリー ( 2026年2月16日    ミラノ・アイススケートアリーナ )

<ミラノ・コルティナ五輪 フィギュアスケート>ペア・フリー、得点を確認し喜ぶ三浦璃来、木原龍一組(撮影・小海途 良幹)
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 フィギュアスケートのペア・フリーが16日(日本時間17日)に行われ、世界王者の三浦璃来、木原龍一組(木下グループ)が出場。SP5位から逆転で金メダルを獲得し、同種目では日本勢初の快挙となった。

 フリーでは、冒頭のトリプルツイストリフトから始まり、リフト技を4本入れた構成。この日はミスなくこなし、本領を発揮した。フリーの158.13点は自己ベストを更新し、世界歴代最高点。キスアンドクライで三浦は絶叫し、木原も両手を上げて歓喜した。合計点の231.24点も自己ベストで、世界歴代5位となった。

 SPは73.11点でまさかの5位発進。リフトが乱れて大きく減点になり、演技直後、木原は氷上でうなだれたが、フリーで巻き返して表彰台に上がった。

 日本スケート界に新たな歴史を築いた。三浦、木原組が金メダル。14年ソチ五輪団体出場の数合わせから本格的に強化が始まった種目で、ついに日本勢が表彰台に立った。「出場するのが恥ずかしかった」。そんな時代を経験した木原は4大会連続の出場。三浦という才能とともに、メダル空白種目がまた一つ埋まった。

 運命に導かれたペアだった。19年7月。引退を考えていた木原は、新たなパートナーを探していた三浦とトライアウト。三浦を持ち上げた木原は「雷が落ちた」。身体がこわばらなかった三浦から信頼感を感じ取った。木原はアルバイト生活を辞め、翌月には今の拠点であるカナダに2人で飛び立った。

 泣き笑いの歩みは6年半が経つ。最初は木原の貯金をきり崩した。北京五輪は団体で銀メダルを手にしたが、個人戦では7位。その悔しさを糧に年間グランドスラムを達成したが、木原の腰椎分離症で苦しいシーズンもあった。三浦だけが滑る練習期間も長かったが、木原は必ず練習場に顔を出すなど絆は強かった。

 木原が結果を求めすぎた時期もある。三浦が木原の顔色をうかがい、多幸感のある演技が失われた。周囲からの指摘もあり、24年12月の全日本選手権後はマインドを切り替えた。これまでのように1つ1つの成長を楽しむ。原点に立ち返ったりくりゅうは強かった。

 昨季世界選手権では2度目の頂点に立ち、今季もGPファイナル2度目の制覇。「心に余裕が持て、ちょっとした新しい挑戦をできることができた」と三浦。楽しむ気持ちを前面に出したミラノでの好演。積み重ねた日々が、メダルに形を変えた。

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