【ジャンプ】高梨沙羅、LH16位で4度目五輪に幕 感謝の涙とともに「まだまだ頑張り続けたい」

[ 2026年2月17日 05:20 ]

ミラノ・コルティナ五輪 ジャンプ

女子個人ラージヒルを終え、取材対応中に涙を流す高梨沙羅
Photo By 共同

 15日に女子個人ラージヒル(ヒルサイズ=HS141メートル)が行われ、高梨沙羅(29=クラレ)は114メートル、127・5メートルの合計234・5点の16位で自身4度目の五輪を終えた。前回22年北京大会の雪辱となる混合団体での銅メダルを獲得。30年フランス・アルプス大会を目指す意向は明言しなかったが、今後への意欲は示した。丸山希(27=北野建設)は合計257・0点で8位だった。

 最終飛躍を終えると、高梨の目から止めどなく涙があふれた。4年前には思い描くことすらできなかった五輪の舞台。「北京を終えてこの舞台に戻ってくることは想像もしていなかった。戻ってこさせてくれて、ありがとうございます」。それは感謝の涙。4度目の五輪が幕を閉じた。

 前回北京大会では混合団体でスーツ規定違反による失格を経験。一時は引退を考えるほど、失意の底に沈んだ。そこから再起を図った4年。五輪代表に選ばれる実力を示し続け、今大会の混合団体では雪辱の銅メダルを手にした。「自分の力以上のものが乗っている感覚で飛ぶことができた。本当に感謝の気持ちでいっぱい」。仲間、ファン、周囲への感謝を何度も口にした。

 15歳でW杯女子史上最年少優勝を果たし、女子ジャンプ界の先頭を走り続ける。初採用された14年ソチから4大会連続出場。個人1種目で始まった女子は、今回からラージヒルが加わり、混合団体を含めて計3種目に広がった。「先輩たちが引っ張ってきてくれて、今回自分がその舞台に立たせていただけた」。女子ジャンプの礎を築いた山田いずみさん(47)ら先達への敬意を忘れない。

 全力で駆け抜けた4年間。だからこそ、33歳で迎える30年フランス・アルプス大会について「次のオリンピックへのイメージは全く湧いていない」と率直に語る。それでも、視線は前を向く。「もっと強くなって力になれたら。まだまだ頑張り続けたいし、飛ぶことで何かを与えられる存在になりたい」。高梨は涙を拭い、凜(りん)とした表情でイタリアの雪上を後にした。

 《丸山とメダリスト会見出席》高梨と丸山は16日、ミラノでメダリスト会見に出席した。高梨は「支えられて獲れたメダルを持って帰れる。たくさんの方に見ていただけたら。この場に立てて幸せだった」と心境を明かした。今後については「また4年後と今から切り替えはできないが、今回の課題も出たので、W杯のシーズン終わりまで走り抜けたい」と語った。個人ノーマルヒルで日本選手団1号メダルを獲得した丸山は「人生で一番緊張した試合。メダルという素晴らしいお土産を持って日本に帰れることが楽しみ」と笑顔だった。

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