【ジャンプ】伊藤有希14位も万感の涙…「最後に家族全員で五輪に来ることができて凄く幸せでした」

[ 2026年2月16日 05:15 ]

ミラノ・コルティナ冬季五輪第10日   女子個人ラージヒル(ヒルサイズ=HS141メートル) ( 2026年2月15日    プレダッツォ・ジャンプ競技場 )

抱き合う伊藤(左)と高梨(AP)
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 五輪4大会連続出場の伊藤有希(31=土屋ホーム)は14位だった。17位だったノーマルヒルに続き、入賞はならなかった。

 1回目は119.5メートルで8位につけたものの、2回目は117.5メートルと伸ばせなかった。12日のラージヒル公式練習で138メートルを飛び、この日はトライアルをあえて飛ばずに本番に臨んだ。

 五輪の個人成績は初出場した14年ソチ大会の7位が最高で、18年平昌大会は9位、22年北京五輪は個人13位、混合団体4位だった。

 競技を終えると、最初はすがすがしい表情でインタビューに答え始めた。「こうして4度も五輪に挑戦させていただいて。メダルは取ることはできなかったんですけれども、今まで私がさせていただいた経験と、携わってくださった方々が、私にとって金メダル以上に大切なものだということを感じたので、幼い頃からの夢である五輪で金メダルを取るっていう夢は達成できたんじゃないかなと思います」と話し、4度目はどんな舞台だったか、の問いには「今までの五輪で一番、空が奇麗に見えた気がします」と答えた。

 家族も含めて故郷・北海道下川町から駆けつけた応援団の話になると、声を詰まらせた。「自分が育ててもらった下川町のみなさんに五輪の舞台で直接応援していただけるのは凄く心強かったですし、今回家族も全員来てて、うちの家族は全員スキー選手で、全員一度は五輪という舞台を目指してたんですけれども、最後に家族全員で五輪に来ることができて凄く幸せでした」と話して涙を浮かべた。

 10代から世界で戦い続け、精神的支柱としてジャンプチームを引っ張ってきた。「長年思い続けてきたことは、1人だけじゃなくてチームの力って言うんですかね。チーム力を強くしたい。自分もその中の一員でいたいと思って、チームを強く、チーム力を上げたいと思ってたんですけれども、今回日本チームがメダルラッシュで、男女ともに良い雰囲気で来れたのは本当にありがたいことですし、世界にも強いチームジャパンっていうのをアピールできたんじゃないかなと思ってます」と満足感も口にした。

 ▼15位・勢藤優花 会場に入った2日目くらいから、自分で自分のことを苦しめてる日がすごく続いて(涙)。ジャンプ台に来ると具合が悪くなる状態が続いてた毎日だったんですけど、たくさんの方たちが支えてくれたおかげで、今日はお腹も痛くならず、自分のジャンプに向き合える環境で飛ぶことができたので、本当にたくさんの方に支えられた五輪だったなと思います。いいことも悪いこともたくさんあった4年間ではあったんですけど、ジャンプを感覚で飛ぶっていうことが多かったのが、五輪を経験して少しずつ準備することの大切さっていうのを学んで、この場に立てなければ感じられなかったこともたくさんあるので、五輪でいい成績は残せなかったんですけど、次のジャンプ人生だったり、ジャンプを終えた後の人生にもつながる経験ができたのかなとは思います。

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