阿炎 吉兆!無傷の6連勝 自身初の単独トップも油断せず「まだ勝ち越していない」

[ 2026年1月17日 04:45 ]

大相撲初場所6日目 ( 2026年1月16日    両国国技館 )

朝紅龍(左)を攻める阿炎。単独トップに立った(撮影・沢田 明徳)
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 平幕・阿炎が朝紅龍を力強く突き出し、全勝を守った。欧勝馬が敗れたため、自身初の単独トップに浮上。初日からの6連勝は、12勝を挙げた22年初場所以来で、翌場所は関脇まで一気に昇進。三役返り咲きへ、吉兆スタートを決めた。上位は安泰。横綱・大の里は平幕・若隆景をはたき込み、新大関・安青錦は関脇・高安を寄り切り、1敗をキープした。

 阿炎の勢いが止まらない。初顔合わせの朝紅龍が、つっかけ2度目の立ち合い。「しっかり体をぶつけられた。はじけて距離が空いて良かったと思う」とかち上げ、腕を伸ばして突いた。一方的に攻め続け「足がついていって無理やり出ずに、しっかり自分の距離で攻められた」と力強く突き出した。

 昨年は6場所で1度しか勝ち越せなかった。22年名古屋場所後に右肘の手術を受け、昨年の夏場所後には左肘も手術。「違和感がなくなるまでは相撲を取れなかった」という。今も両肘にはサポーターを施しているが、師匠の錣山親方(元小結・豊真将)は「落ち着いている。考えながら相撲を取っている。なるべく痛みを残さないように、省エネで勝つ突きがある」と好調の要因を明かした。

 期する思いもある。23年12月に先代師匠(元関脇・寺尾)が死去。先月13日に都内の錣山部屋で営まれた三回忌法要には冬巡業のため参加できなかったが、今月3日に妻と共に墓参りをした。「今年は勝ちにこだわる。負けないことが一番」と復活を期し、最高位の関脇や約23年に及ぶ現役生活を送った先代を「超えたい」とも誓った。

 欧勝馬が敗れたため、初めて単独トップに立った。初日からの6連勝は、西前頭6枚目で12勝を挙げた22年初場所以来4年ぶり。翌場所は関脇まで一気に駆け上がっただけに期待も高まる。「まだ勝ち越していない。関係ない。昨年(秋場所)みたいに9連敗することもある。集中していかないと」。気を引き締め、星を伸ばして完全復活をアピールする。

 ≪欧勝馬 初黒星「立ち合いが甘かった≫阿炎と並んで勝ちっ放しだった欧勝馬は、美ノ海の低い攻めに対応できず、押し出しで敗れた。土俵際でもつれ、美ノ海に上がった軍配に対して物言いがついたが覆らず「(自分が)出たかなと思った。立ち合いが甘かった」と反省した。一方で「もっと伸ばしたいと連勝のことを考えてしまった。これでまた自分の相撲が取れる」と初黒星のメリットも口に。ここから無欲の再進撃を決める。

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