日本ゴルフ界衝撃…ジャンボ尾崎さん死去 石川遼は指導の日々「今も心に」松山英樹「オーラは今でも鮮明」

[ 2025年12月24日 11:33 ]

タイガー・ウッズ(右)と握手する尾崎将司さん(1998年撮影)
Photo By スポニチ

 男子ゴルフの国内ツアーで最多の通算94勝を挙げているレジェンド、ジャンボ尾崎こと尾崎将司(おざき・まさし)さんがS状結腸がんのため23日午後3時21分に死去した。78歳。日本ゴルフ界から悲しみの声が寄せられえた。

 一般社団法人日本ゴルフツアー機構(JGTO)会長の諸星裕氏は「突然すぎる訃報に接し、絶句しました。ゴルフ界は、あまりにも偉大過ぎる方を失ってしまいました」と追悼。「常に第一線での活躍で男子プロゴルフ界を長きにわたって牽引し、他を寄せ付けない圧倒的な強さで、これほど力の衰えを知らないプロゴルファーを、私は見たことはありませんとつづった。
 
 「男子プロゴルフのトーナメント記録には、『尾崎将司』の名が“これでもか”というくらい多く出てきます」とした上で「記録とともに、強烈に記憶にも残るキャラクターの持ち主でもありました。第一線を退いて以降は、後身の育成に力を入れられ、近年ではその力が大きく開花しています」と尾崎さんが尽力していた後進育成にも触れた。「実は、ジャンボさんと私は同級生です。あまりにも早すぎます。でも、そんなジャンボさんの遺志は、間違いなく引き継がれていきます。安らかにお休みください」と呼びかけた。

 またジャパンゴルフツアー選手会会長・谷原秀人は「訃報に接し、ただただショックを受けています」と吐露。「ファンのみなさんには豪快で、憎らしいほど強いイメージしかないかもしれませんが、ジャンボさんほど繊細で、シャイで、優しくて、面倒見のよい人はいません」と故人との思い出を振り返った。

 「今年になってかなり体調が悪いと聞いていましたが、病名や症状は誰にも明かさなかった。たぶん、そういう姿を誰にも見せたくないし、知られたくなかったからではないか。最後の最後まで、そういう美学を貫く姿にも、真のプロゴルファー像を見せていただいた思いです」とした上で「長嶋茂雄さんを崇敬されていた。まさか、同じ年にジャンボさんまで失ってしまうとは」と驚き。続けて「今はただ哀しくて、寂しくて、無念の思いで一杯です。ジャンボさんと過ごした時間と思い出は、一生忘れません。これからも、僕らのことを見守っていてください」と呼びかけた。

 石川遼も「ジャンボさんには数えきれないほど多くのことを教えていただきました。冬の間、何度もジャンボさんの練習場にお邪魔しトレーニングをさせていただいた日々は、今も鮮明に心に残っています」とコメントを発表した。「私がなかなか良い成績を出せずに悩んでいる時には“いいぞいいぞ、もっと悩め。もっと深く悩め”と声をかけていただきました。それはきっとジャンボさん自身が苦労された時に重ねて、自分で考えて自分で殻を破ることが本質的に人間を強くするんだというメッセージだと受け取っています。ジャンボさんから教わったこと、背中で示してくださったことは、今も私のゴルフの根幹として生き続けています」と感謝した。

 松山英樹もレジェンドを悼み「深き驚きと悲しみに包まれております」と心境を明かした。「ジャンボさんとは、2017年のダンロップフェニックストーナメント予選ラウンドの2日間をご一緒にプレーさせていただきました。当時70歳とは思えないほどの圧倒的なオーラと力強いプレーは、今でも鮮明に記憶に残っております」と回顧し、「それが最後の機会となってしまったことが、非常に残念でなりません」と胸の内をつづった。さらに「日本のゴルフ界の発展に多大なるご尽力をされてきたことに、心より敬意を表します。私自身をはじめとする若い世代が、これからの日本ゴルフ界を次の世代へと繋ぎ、さらに盛り上げていける存在でありたいと、改めて強く思いました。謹んでご冥福をお祈り申し上げます」とした。

 葬儀・告別式は故人の遺志により近親者のみの家族葬として執り行い、後日お別れの会の開催を予定している。

続きを表示

この記事のフォト

「尾崎将司」特集記事

「羽生結弦」特集記事

スポーツの2025年12月24日のニュース