【フィギュア】三浦佳生 初五輪へ涙の2位発進 “太鼓の達人効果”で恐怖心を克服

[ 2025年12月20日 04:55 ]

フィギュアスケート全日本選手権第1日 ( 2025年12月19日    東京・国立代々木競技場 )

<フィギュア全日本選手権第1日>男子SP、演技を終え喜ぶ三浦佳生(撮影・小海途 良幹)
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 来年2月のミラノ・コルティナ五輪代表最終選考会を兼ねて開幕し、男子SPは23年四大陸選手権覇者の三浦佳生(20=オリエンタルバイオ・明大)が95・65点でうれし涙の2位スタート。熾烈(しれつ)な代表3枠目争いで優位に立った。

 軸が傾きかけた最後の4回転トーループを執念で決め、ミラノへの道を切り開いた。三浦は序盤の4回転サルコー―3回転トーループなど全てのジャンプを成功。スピン、ステップで得点の取りこぼしはあったが、鬼気迫る演技を完遂。派手にガッツポーズを見せ、キス&クライで得点を確認すると涙があふれ「諦めずに過去一番、追い込んできた。ホッとしている」と振り返った。

 全身を支配し続けた恐怖感が消えたのは、演技開始2秒前という。午前の公式練習後は緊張を忘れるためにリズムゲーム「太鼓の達人」で遊び、「くるみ割り人形」の音楽に合わせて一心不乱にゲーム機のボタンを押し続けた。いつもは他選手の演技を見て刺激を得て演技に向かうが、この日は情報を一切入れなかった。「自分のやってきたことを信じろ!」。自らに言い聞かせ、吹っ切れた。

 し烈な争いを繰り広げる3枠目のライバルたちを引き離し、鍵山に次ぐ2位で折り返し。20日には大技4回転ループを組み込むフリー「シェルブールの雨傘」を舞う。「この喜びは1時間で忘れて、切り替えたい」。泣いても笑っても一発勝負。競技人生を懸けた4分間が、幕を開ける。

 ▽フィギュア五輪への道 各3枠の男女は今大会の優勝者が自動的に代表に決まり、残る2人は総合的に選出。2、3人目は全日本の2、3位、GPファイナルの日本勢上位2人、今季ベストスコア上位3人から2人目を決め、上記基準を満たして選考から漏れた選手と世界ランク上位3人などから3人目を選ぶ。2枠のペアは全日本1、2位と、全日本終了時のシーズン最高得点などを基に選考。団体のみのアイスダンスはペアと同じ基準を適用する。

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