【レスリング全日本選手権】須崎優衣がV王手 “野菜生活”で減量ほぼなく「過去一番の体の仕上がり」

[ 2025年12月20日 17:54 ]

レスリング全日本選手権第3日 ( 2025年12月20日    東京・駒沢体育館 )

女子50キロ級準決勝、大野(左)と対戦する須崎優衣 (撮影・須田 麻祐子)
Photo By スポニチ

 女子50キロ級は21年東京五輪金メダル、24年パリ五輪銅メダルの須崎優衣(キッツ)が初戦の2回戦から3試合に勝ち、21日の決勝進出を決めた。決勝では3年ぶり4度目の頂点を目指し、森川晴凪(至学館大)と対戦する。

 初戦はやや動きの硬かった須崎だが、11―0のテクニカルスペリオリティーで勝利すると、本来の動きを取り戻した。準々決勝、準決勝は第1ピリオドでテクニカルスペリオリティー勝ち。3年ぶりの全日本で存在感を見せつけ、「攻めて勝つレスリングを貫けた。50キロ級は私の階級だと、世界にも見せつけたい」と語った。

 銅メダルにとどまったパリ五輪後は1年以上休養。復帰戦となった9月の滋賀国スポでは50キロ級の実施がないため、53キロ級に出場。準々決勝で清岡もえに敗れ、涙に暮れた。五輪直後は「減量が限界だった」と本格的な53キロ級転向を検討していたものの、今大会でも50キロ級にとどまり、28年ロサンゼルス五輪まで貫く選択を下した。

 その裏には、有機野菜栽培を手がける「青梅ファーム」との出合いがあったという。パリ五輪後から野菜中心の食事に切り替えると、通常体重が見る見るうちに下がり、今では「6キロくらいあった減量が、ほとんどない状態」に。この1カカ月間は母・和代さんが自宅に通い、練習後にすぐ食べられるように食事を用意。大会直前まで食べられたのは初めてだったといい、「過去一番の体の仕上がりになった。家族もサポートしてくれた」と感謝した。

 もちろん優勝しなければ、全ての努力が報われたとは言えない。「あと1つ勝って、証明したい」。ロス五輪へ再スタートを切るためにも、まずは決勝に全精力を注ぐ。

「羽生結弦」特集記事

「テニス」特集記事

スポーツの2025年12月20日のニュース