【大学ラグビー】京産大“逆転サヨナラトライ”で8強 殊勲のLO一柳「何が起きたかわからんくらい」

[ 2025年12月15日 05:30 ]

ラグビー 全国大学選手3回戦   京産大40―36慶大 ( 2025年12月14日    花園ラグビー場 )

<京産大・慶応>後半40分、京産大・一柳が押し込み逆転、大喜びの京産大フィフティーン(撮影・井垣 忠夫)
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 各地で4試合が行われ、京産大は慶大を40―36で下し、5大会連続の8強入りを決めた。激しい点の取り合いで、3点を追う後半40分に途中出場のLO一柳尚斗(3年=兵庫工)が“逆転サヨナラトライ”。激戦に終止符を打った。20日の準々決勝で東海大と対戦する。関学大は福岡工大を53―21で圧倒し、2大会ぶりの8強入り。帝京大、早大も準々決勝へ駒を進めた。

 誰ひとり諦めていなかった。3点を追う試合終了間際。京産大は敵陣ゴール前へ攻め込むと、FW戦で何度も密集サイドを攻め続けた。もみくちゃになったインゴールで最後に雄たけびを上げたのは一柳。実に16フェーズを重ねた後に待望のトライが生まれた。この時点で残りの時間は40秒ほど。値千金の“逆転サヨナラトライ”で激戦に終止符を打った背番号20は「何が起きたかわからんくらい。レフェリーの笛と歓声で気づいた」と劇的なシーンを振り返った。

 課題だったセットプレーを修正できた。リーグ戦最終節の天理大戦で敗れてから、ラインアウトの練習を徹底してきた。FL伊藤主将は「練習でできるクオリティーが試合でできたら、必ず取れるレベルまで引き上げられた」と取り組みに自信を示した。広瀬佳司監督も「セットプレーが安定し80分通してFWでプレッシャーをかけ続けられた」と手応えを口にした。

 今季全試合でSOを務めた副将の吉本が負傷のため欠場。この試合でSOに抜てきされた奈須も強みのランを発揮し、司令塔としてリードした。指揮官は「彼の良さがたくさん出た」と称え、奈須は「ここで負けたら(吉本)大悟はもう出られない。次につなげたかった」と喜んだ。

 難敵とのシーソーゲームを制し、5大会連続の8強入りを果たしたとはいえ、まだ通過点に過ぎない。準々決勝は関東大学リーグ戦を制した東海大と激突する。伊藤主将は「36失点はディフェンスのほころびがある。浮かれている場合ではない」と気を引き締めた。 (松岡 咲季)

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