【玉ノ井親方 視点】安青錦 課題の立ち合い磨けば末恐ろしい存在に

[ 2025年11月24日 04:43 ]

大相撲九州場所 千秋楽 ( 2025年11月23日    福岡国際センター )

琴桜(左)を内無双で破る安青錦(撮影・岡田 丈靖)
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 強いとしか言いようがない相撲だった。安青錦が大関獲りを決定的にした。本割では琴桜が上から押しつぶしにきたが、強靱(きょうじん)な足腰で耐え、無双を切って1メートル89、179キロの相手の巨体を土俵にはわせた。

 決定戦は横綱が引いたところを一気に前に出た。前日の中途半端な立ち合いを反省した豊昇龍が頭から突っ込んできたが、下からあてがって苦もなくはね返した。どちらが番付が上か分からない一方的な内容だった。これで豊昇龍戦は4連勝。横綱にとっては安青錦の顔を見るのも嫌な感じだろう。ただこうも一方的な相撲が続くと先行きが思いやられる。稽古のやり方から見直さないと同じことの繰り返しになるだけだ。

 既に安青錦が大関にふさわしい力を身につけていることは、この2番で証明された。まだ21歳と若く、伸びしろも十分にある。課題は立ち合い。当たりの強さに磨きをかければ、末恐ろしい存在になっていくはずだ。(元大関・栃東)

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