【世界陸上】日本競歩活躍の裏に科学的アプローチ データ蓄積で個々に応じた暑熱対策

[ 2025年9月14日 04:43 ]

陸上 世界選手権東京大会第1日 ( 2025年9月13日    国立競技場 )

男子35キロ競歩で先頭集団を引っ張る勝木(左)。右は川野(撮影・木村 揚輔)
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 男子35キロ競歩で勝木隼人(34=自衛隊)が2時間29分16秒で銅メダルを獲得し、今大会の日本勢メダル第1号となった。

 日本のお家芸である競歩の活躍の裏には、科学的なアプローチの蓄積がある。猛暑となる今大会を想定し、6月には勝木ら代表が集まって測定研修合宿を行った。

 国際競歩審判員が歩型をチェックする本番さながらの緊張感の中で4000メートルを3分のリカバリーを挟んで歩き、1本ごとに暑熱対策に必要なデータを採取。35キロ代表の勝木は6本歩いた。

 選手は胸と背中にガーゼを貼り、汗の成分を調べた。ナトリウム、カリウム、マグネシウム、鉄などミネラルの分泌量などを委託した検査会社が調べ、栄養摂取やドリンク供給量を変える必要性についてフィードバック。日本陸連科学委員会の杉田正明委員長は「個々に応じたオーダーメードの対策をするために良いデータが取れた」と話す。

 選手たちはスペシャルドリンクの成分など、きめ細かい対応ができるようになった。大会1号メダルには細部にわたって日本の総力が結集されていた。

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