【世界陸上】守祐陽が男子100mに初出場!世界へ羽ばたく21歳の新星 大好きなコーヒーがルーティン

[ 2025年9月13日 04:30 ]

世界陸上男子100メートルに出場する守祐陽。大東大の公式キャラクター・ピーターラビットにちなんでウサギのポーズ(8月22日撮影)
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 陸上の世界選手権東京大会は13日、国立競技場で開幕する。初日から予選がスタートする男子100メートルには、桐生祥秀(29=日本生命)、守祐陽(大東大4年)、サニブラウン・ハキーム(25=東レ)の3人が出場する。初出場の守祐陽は、代表内定確実となった8月下旬、本紙の単独取材に応じた。

 守は今年5月、追い風参考ながら9秒97をたたき出して一躍注目を浴びるようになった。そして8月3日の富士北麓ワールドトライアルで自己ベストの10秒00をマークして参加標準突破。「追い風参考でもこのタイム出せたならいつかは絶対10秒切れると思っていた。体の状態的に自己ベストは出ると思っていたけど、まさか標準切りまでいけるとは思ってなかった。出した瞬間は驚きでした」。この記録によって世界選手権への切符を手に入れた。

 世界陸上は憧れの夢舞台。中学生の頃からテレビで見ており「いつかは絶対出たいと思っていた大会に出れると思うと感慨深い」という。特に印象に残っているのは、2019年ドーハ大会で銅メダルを獲得した男子400メートルリレー。当時市船橋高1年だった守は「一人の陸上ファンとしてうれしかった。その舞台に立てると思うと、当時の自分は驚いているんじゃないかな」と感慨深げに振り返った。当時の「リレー侍」メンバーだった桐生とサニブラウンは、守と同じ今大会の100メートル代表。「桐生選手やサニブラウン選手と同じところに僕が出れると思うととても光栄。僕が中学生の頃から活躍されていた先輩方とバトンをつなげる可能性があるのでうれしい」と、リレー侍のメンバー入りにも意欲を示した。

 小学生時代はサッカーに取り組んでおり、陸上競技を本格的に始めたのは中学から。千葉・白井市立七次台中3年時には200メートルで全中に出場も「予選落ちで、下から数えた方が早いぐらいだった」。市船橋高入学後は後藤彰英監督の指導の下で力をつけ、3年時には全国高校総体で8位入賞。進学先は「自分の走りのタイプが合っている。一番早く声かけてくれたので、求められているところに身を置きたいと思った」と大東大を選んだ。佐藤真太郎監督の下、多田修平や白石黄良々らトップ選手とともに練習を積むことで才能がさらに開花。「自己ベストを更新しなかった年がない。毎年着実にタイムを伸ばして一段階ずつレベルアップしている」と急成長を続けた。

 趣味はコーヒーを飲むこと。世界選手権前の8月以降はシフトに入れていないが、普段は学生生活と両立しながらタリーズコーヒーでアルバイトをしているという。「試合の1週間前からはカフェイン抜くようにして、前日と当日はノンカフェインを飲む。それが願掛けというかルーティンになっている」。自国開催の世界選手権という大舞台へ、今回もこだわりのブラックコーヒーを飲んで臨む予定だ。「世間の注目が集まる大会で代表になれることは光栄。その代わりプレッシャーもあるので、恥じない走りをして皆さんの期待に応えられるようにしたい」。日本短距離界の新星が、世界へと羽ばたいていく。

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