木戸愛ツアー最長ブランクVへ「いい報告ができるように」師匠の尾崎将司と天国の父・修さんに吉報届ける

[ 2025年7月5日 16:30 ]

女子ゴルフツアー 資生堂・JALレディース第3日 ( 2025年7月5日    神奈川県 戸塚CC西C=6766ヤード、パー72 )

<資生堂・JALレディース・3日目>2番、ティーショットを放つ木戸愛(撮影・西尾 大助)
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 6位から出た木戸愛(35=日本ケアサプライ)が6バーディー、1ボギーの67をマークし、永峰咲希(30=ニトリ)とともに通算7アンダーで首位に並んだ。

 勝てば12年7月のサマンサタバサ・レディース以来12年349日ぶりのツアー2勝目。22年樋口久子・三菱電機レディースで金田久美子が樹立した11年189日を更新するツアー最長ブランク優勝記録となる。

 木戸は訪れたチャンスをことごとくものにした。2番で11メートルをねじ込み初バーディーを奪うと、4番で5メートルのフックライン、5番は9メートルのスライスラインを読み切り連続バーディー。面白いようにパットが決まった。

 今大会からパターをツノ形のマレットからかまぼこ形のマレットに変更。「座りも良くて打感もいい。気持ち良くストロークできる」新兵器がバーディーラッシュを支えた。

 67はこの日最少で今季自己最少スコアでもある。「今週替えたパターが活躍してくれているので、いいゴルフができている」と笑みが絶えなかった。

 ツアー初優勝から13年近くの時間がたった。19年にシードを失い、その後は復帰を果たせていない。かつてはパーオン率でツアー上位にランクされていたアイアンショットの精度が落ちたのがスランプの一因だった。

 「何とかしたくて。何かまだできることがあるという思いだった」。2年前、わらにもすがる思いで男子ツアー94勝の尾崎将司に弟子入りした。

 「思い切り振れ」。ジャンボの教えはシンプルだった。その言葉を何度も聞かされ、シャフトの先に団扇のような羽根がついた「素振り棒」を来る日も来る日も振り続けた。

 「素振り棒は友達です。1日20回でもいいから必ず振るようにしている」。地味で地道な練習が木戸の中に変化をもたらした。ドライバーの平均飛距離は10ヤード近く伸び、アイアンショットの切れも戻ってきた。

 プロレスラーとして一時代を築いた父・修さんは23年12月になくなった。ツアーに同行し、ロープの外から見守っていた最愛の人の言葉は今も胸に刻んでいる。「“一生懸命前向きに頑張っていれば、いい日が来る”と言い続けてくれた。それを信じて頑張りたい」と涙を拭い「いい報告ができるように明日思い切りチャレンジしたい」と視線を上げた。

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