【玉ノ井親方 視点】高安は精いっぱい…次のチャンスは必ずある 大の里の綱獲りは春巡業の過ごし方が鍵

[ 2025年3月23日 19:37 ]

大相撲春場所千秋楽 ( 2025年3月23日    エディオンアリーナ大阪 )

<大相撲大阪場所千秋楽・優勝決定戦>健闘の高安は拍手を受けながら花道を引き揚げる(撮影・井垣 忠夫)
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 最後は大の里が番付通りの強さを見せた。琴桜との本割、そして決定戦といずれも立ち合いの当たりで相手を圧倒。特に高安との一番は得意の右を差せなかったが、逆に上手を引きつけながら寄った。こういう右の使い方ができるのかと少し意外だった。右上手でも勝負ができれば、相撲の幅は広がる。本人も今後の自信になったはずだ。

 来場所はいよいよ綱獲り。ただ、場所後の春巡業は期間が長いだけに、相手も今まで以上に研究してくる。今場所は右を差せないと簡単に引く場面があった。そこを磨いていかないと、足をすくわれてしまうだろう。春巡業のすごし方が綱獲りの鍵になる。

 高安は持てる力を出し切った。精いっぱいやったと思う。35歳のベテランだが、まだまだ上位と十分、伍(ご)していけるだけの力はある。しっかり体のケアをして精進を続ければ、必ず優勝のチャンスは巡ってくる。

 新入幕の安青錦は低い構えをキープして簡単には落ちないしぶとさが光った。来場所も楽しみな存在だ。
(元大関・栃東)

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