大阪府八尾市「高安」商店街も残念…「優勝おめでとう」の横断幕は再びお蔵入りに

[ 2025年3月23日 19:28 ]

今回も「優勝おめでとう」の横断幕は披露されなかった(高安さくら商店街、ますいふとん店で)(撮影・千田 篤史)
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 大相撲春場所千秋楽で優勝決定戦に臨んだ平幕の高安(35=田子ノ浦部屋)は初優勝を逃した。悲願成就を大阪の商店街が祈っていたが、吉報は届かなかった。

 高安にとって大阪府八尾市にある高安地区は祖先が豪族として支配した、ゆかりがある場所だ。「日本書紀」によると、高安城(たかやすのき)を築城したのは天智天皇(当時は中大兄皇子)。白村江の戦いに敗れ、唐と新羅の侵攻に備えて667年に造営した記載がある。高安氏はその高安城を守ってきた。

 高安は春場所前に八尾市長を表敬訪問するほど、ルーツの地に強い関心を持つ。同時に近鉄高安駅前の「高安さくら商店街」も“高安推し”を続けてきた。商店街の増井保彦副会長は千秋楽のこの日、高安が本割で3敗を守った時点で商店街のメンバーに招集をかけた。優勝が決まれば駅前交番に「優勝おめでとう」の横断幕を掲げる段取りだった。

 5年前に作った横断幕はお蔵入りを続けている。「今回は大丈夫」と大関・大の里との優勝決定戦を食い入るように見つめたが、今回も賜杯に届かなかった。「立ち合いは悪くなかったけどなぁ」と増井さんはため息。集まった中山千秋会長ら商店街の面々は「千秋楽まで優勝を争って9回目もあかんか」「こんなに優勝決定戦で負ける力士って他にいるの?」と嘆いたが「それが高安やな」の言葉に一同納得した顔に。

 「35歳でここまで取れているのが立派。横断幕が日の目を見るまで応援します」と増井さん。「よく稽古していると聞きます。9回も10回も一緒。次の場所も頑張ってもらって、名古屋場所で優勝争いするようなら応援に行かなあかんな」と“高安商店街”のメンバーは応援の継続で一致した。

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