【スノーボード】三木つばき W杯総合優勝 日本勢初 アルペン種目で快挙

[ 2025年3月3日 04:36 ]

W杯パラレル大回転の女子で種目別優勝のトロフィーを手に喜ぶ三木つばき(中央)
Photo By 共同

 スノーボードのワールドカップ(W杯)は2日、ポーランドのクリニツァでパラレル大回転の最終戦が行われ、23年世界選手権覇者の三木つばき(21=浜松いわた信用金庫)が非五輪種目のパラレル回転に続き、初の種目別制覇を達成、日本勢初となるアルペン種目の総合優勝を決めた。予選を1位通過していた三木は決勝トーナメントでも4試合を勝ち抜き、パラレル回転と合わせて今季4勝目、通算7勝目。連覇の懸かる今月の世界選手権(スイス)、来年のミラノ・コルティナ五輪の大本命に躍り出た。

 五輪種目のパラレル大回転でも種目別優勝者に授与されるクリスタルグローブを手にし、三木は「とても興奮している。言葉にならない」とまくし立てた。1日の前戦では5位。表彰台を外したのは今季わずか3度目だが、昨季まで5連覇していたホフマイスター(ドイツ)にトップの座を明け渡した。それでもこの日は気持ちを切り替え、準決勝では転倒寸前で耐え切り、決勝はブルガリア選手に0・43秒差をつけ圧勝。ゴールとともに、雄叫びを上げて喜んだ。

 W杯はパラレル回転最終戦を残すが、これで今季は優勝4回、2位5回、3位4回と表彰台率は驚異の81・25%。開幕前「全体の70%で4強に進出」と目標を掲げていたが、スピードを出すためのフィジカル強化、80%程度に力をセーブした滑りで上位進出する安定感を見せ、想像を上回る成長を遂げている。

 もちろん全ては来年に迫った五輪で頂点に輝くため。まずは連覇の懸かる世界選手権へ、大きく弾みを付ける戴冠となった。

 ◇三木 つばき(みき・つばき)2003年(平15)6月1日生まれ、静岡県掛川市出身の21歳。勇志国際高出身で日体大在学中。4歳の時に元デモンストレーターの父の影響でスノーボードを始め、11歳で史上最年少アルペンスノーボーダーとしてプロ登録。22年北京冬季五輪で女子パラレル大回転9位。23年世界選手権を初制覇。W杯はパラレル回転も含めて通算7勝。1メートル73キロ、68キロ。

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