初場所Vの獅司が台風の目に名乗り 前場所十両優勝力士が活躍の法則は健在?

[ 2025年2月27日 16:45 ]

長めのぶつかり稽古で汗を流す獅司
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 大相撲春場所(9日初日、エディオンアリーナ大阪)で再入幕を果たした幕内・獅司(28=雷部屋)は27日、大阪府泉佐野市の同部屋で新幕下の雷道らと連続で25番取り23勝2敗だった。

 力差のある相手だったが、前への意識を徹底し、左右の上手から投げで揺さぶるなど盤石な攻めを披露。取材には「日本語わからない」と定番のあいさつで軽くかますと「体調は悪くない。基本をしっかりやっている」と汗をぬぐった。

 昨年の九州場所で新入幕を果たしたが、5勝に終わり1場所で十両に転落。「幕内はスピード、立ち合い、全部違った」と振り返る。その悔しさを胸に稽古やトレーニングに打ち込み、再出発となった今年の初場所は13勝2敗で十両優勝。1場所で幕内に返り咲いた。稽古休みでも四股を踏むなどの努力も実って「自分がやりたい相撲が全部できた。優勝したことは本当にうれしかった」と笑顔を見せる。前回は全く歯が立たなかった幕内に再チャレンジの場所。「いい相撲を取って、まずは勝ち越したい」と控えめに目標設定した。

 リベンジに向け準備も怠らない。課題となっている腰高の矯正へ、ぶつかり稽古の時間を長くするなど昨年から師匠・雷親方(元小結・垣添)との二人三脚で取り組んでいる。この日も25番取った後に受け手が交代するなど長めにぶつかり、“追試”で土俵をすり足で2周。最後は苦しくなって腰が高くなったが、苦悶(くもん)の表情を浮かべながらもやりきった。時間にして約10分。師匠は「きょうはいつもより短め。普段はもっと長くやっている。最近は頭をつけたり、まわしの取り方を工夫するなど本人も工夫している」と分析する。

 昨年春場所で新入幕優勝の尊富士(13勝)、先場所、優勝ともえ戦に出場し金峰山(12勝)ら十両優勝力士が翌場所大活躍するのが最近の「トレンド」。15日間皆勤力士に限れば、この2年で決定戦出場力士を含む9人中8人が2桁勝利を挙げている。師匠からその話を聞かされてもウクライナの怪物は無反応だったが、荒れる春場所で台風の目になる可能性は十分だ。

☆最近の十両優勝力士と翌場所
23年初=朝乃山14―1→十両春=逸ノ城14―1→引退 
夏=豪ノ山14―1→10―5敢
決伯桜鵬14―1→11―4敢
名=熱海富士11―4→11―4敢
秋=一山本13―2→11―4敢
九=琴勝峰12―3→9ー6 
決大の里12―3→11―4敢
24年初=尊富士13―2→13―2優勝、殊敢技
春=水戸龍12―3→2(9)4 
夏=若隆景14―1→11―4
名=白熊12―3→4(2)9 
秋=尊富士13―2→10―5 
九=金峰山12―3→12―3決敢
25初獅 司13―2 ? 
※決は決定戦進出

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