【小林浩美LPGA会長に聞く・上】25年シーズン見どころ「小祝さくらさんをはじめ、群雄割拠の年に」

[ 2025年2月27日 18:08 ]

<JLPGA小林会長インタビュー>質問に答えるJLPGAの小林会長(撮影・小海途 良幹)
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 女子ツアーは1週間後のダイキン・オーキッド・レディース(3月6日初日、琉球GC)で25年シーズンの幕を開ける。今季はメルセデス・ランキングで初の女王となった竹田麗央(21)を始め、ポイントランキング上位5人のうち4人が米ツアーに主戦場を移す。それでも、タレント豊かな女子ツアーの人気はビクともしなさそうだ。ランキング4位の小祝さくら(26)ら黄金世代に加え、桑木志帆(22)ら伸び盛りの若手も多い。日本女子プロゴルフ協会の小林浩美会長(62)に見どころなどを聞いた。

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 ――今季の女王争いは?

 「(小祝)さくらさんをはじめ、群雄割拠の年になると思います。このオフの過ごし方次第で、突き抜けて勝つ人が出てくるかもしれません。そういう期待もあります」

 ――昨季8勝を挙げて大ブレークした竹田選手のように、大化けするプレーヤーが出てくる可能性は?

 「一昨年(23年シーズン)の竹田さんは、良いところまでいっても最終的に勝ち切れませんでした。それでオフにショートゲームを磨いて、足りない部分を埋める努力をしました。平均パット数は前年の35位から3位に、パーセーブ率は25位から2位に、パーオン率は10位から1位に激変しました。自分の課題を見つけて、正しい努力をすれば、誰でも上位にくるチャンスは広がります。ただ、竹田さんの場合はほぼ全部を上げきた。それは本当に凄いことです」

 ――今季はルーキーも話題です。山口すず夏選手や六車日那乃選手などアマ時代に注目された逸材が、経験を重ねて難関を突破してきました。

 「(吉田優利の妹)鈴さんもその1人ですね。古家(翔香)さんのように(JLPGAの)ティーチングプロの資格を持った選手も合格しています。彼女は昨年のソニー日本女子プロ選手権でベスト10(9位)にも入っています。新人の時からツアーでの優勝を目標に置く選手が多く、苦労して入ってきた人たちも含め、彼女たちがどう花開くのか楽しみです」

 ――昨季3勝を挙げた桑木志帆選手や川崎春花選手は?

 「より馬力をかけて臨んでくるはずです。当然(年間ポイントランキングの)女王を狙ってくるでしょう」

 ――彼女たちのポテンシャルは?

 「川崎さんは一時、落ち込んだ時期もありました。でもそこから壁を越えてきた強さが加わり、レベルのさらに上がった強さを身につけていると思います」

――桑木選手は?

 「昨年の日立3ツアーズの時にちょっと調子が上がらず“悔しい”と言って私に“どうやったら速いグリーンでパットが入るようになりますか?”と聞いてきたことがありました。それで少しアドバイスしました。うまくなりたいという意欲がもの凄くある。しかも教わったことをすぐに試合で試してみる。積極的です。そういう前向きな人は吸収力が凄いので伸びます」

 ――今季はメルセデス・ランキング1位の竹田選手、2位の山下美夢有選手、3位の岩井明愛選手、5位の岩井千怜選手が米ツアーに主戦場を移します。

 「今はネット社会になって世界が身近になりました。一方でプロが第一線でやれる時間は長いようで短い。それは自分のゴルフ人生をどう生きるか、につながる。だから選手が挑戦したいという気持ちを尊重したい。これまで協会も、選手が世界で戦えるような環境づくりに取り組んできました。選手には海外ツアーでも、頑張って夢をかなえてもらいたい」

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