小祝さくら 5差逆転V「やっと終わった感じ」 通算10勝目!黄金世代2人目の2桁勝利

[ 2024年4月1日 04:33 ]

女子ゴルフツアー ヤマハ・レディース葛城 最終日 ( 2024年3月31日    静岡県 葛城GC=6455ヤード、パー72 )

副賞の水上バイクにまたがり笑顔を見せる小祝さくら(撮影・西尾 大助) 
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 5打差の5位から出た小祝さくら(25=ニトリ)が6バーディー、1ボギーの67をマークし、通算10アンダーまで伸ばして今季初勝利、通算10勝目を挙げた。首位から初優勝を目指した竹田麗央(20=ヤマエグループHD)は73と落として1打及ばず2位。降雨による中止で54ホールの短縮競技となったため、賞金加算は規定により当初の75%になった。

 3打差に9人がひしめく混戦も、終わってみれば小祝の強さが際立った。「まだ実感はない。やっと終わった感じ」とタフなコースでの戦いを終え息をついた。

 首位と5打差からのスタート。ボードで1打差に迫ったことを確認した直後の13番でボギーを叩いた。「ショックだったが、気合を入れ直した」と14番から3連続バーディー。最終18番もバーディーを奪い優勝を決めた。

 プロ8年目。黄金世代では畑岡の11勝に次ぐ節目の勝利に、15日の26歳の誕生日を迎える前に到達。「プロになる前は1勝できるイメージがなかった。予想をはるかに超えている」と実感を込めた。年間ポイントランクも首位に浮上した。「若い世代がどんどん出てきて体力的に過酷だと思うけど、モチベーションが続くまでやりたい」。プレーヤーズ委員長も務める今季は名実ともにツアーの顔として引っ張っていく。

 ≪副賞の水上バイクゲット≫小祝は優勝副賞として水上オートバイも手にした。以前に海で乗って楽しかった経験があるというが、「サメの映画を見たら怖くなった。浅瀬でもサメが出たりして海は危険。年のせいか恐怖心が出てきました」と苦笑い。実際に乗ることについては及び腰だった。

 ≪今季3度目最終組 竹田またも夢散≫今季3度目の最終組で出た竹田はまたしても優勝を逃し、「悔しかった」と唇をかんだ。序盤のチャンスを決められず、8、9番は続けて暫定球を打つほどティーショットが乱れて連続ボギー。「前半の最初の方でバーディーが取れたら違ったかも」と嘆いた。それでも、18番パー5はバンカーから30ヤードの距離をもう少しでイーグルという一打で意地のバーディー締め。「今までと違ってスタートから落ち着いてできた。(優勝は)近づいていると思う」と前を向いた。

 ▼17位・鈴木愛 まぶしくて全然見えなかったが歓声で分かった。バーディーが取れればいいという気持ちで入ったのでラッキー。(11番パー3でホールインワン。同一大会通算3度目はツアー初)

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