【柔道】角田夏実「やっと有言実行できた」巴&寝技頼みから脱却し笑顔 GSアンタルヤ大会から帰国

[ 2024年4月1日 21:51 ]

GSアンタルヤ大会を終え、羽田空港に帰国した角田夏実
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 柔道女子48キロ級でパリ五輪代表の角田夏実(SBC湘南美容クリニック)が1日、五輪前最後の実戦として臨んだグランドスラム(GS)アンタルヤ大会を終え、羽田空港に帰国。オール一本勝ちで優勝した大会を振り返り、「得るものが多い試合になった」と充実感にひたった。

 右膝の不安を抱えて大会に臨んだが、患部をかばい、2試合目には左膝も負傷。満身創痍(そうい)で「いつもの組み手ができず、(得意の)巴投げに入れなかった」と振り返ったものの、準決勝では居反りのような肩車でポイントを奪うなど、新境地も披露。「いつも巴に頼らないと言ってきて、やっと有言実行できた」と笑みを浮かべた。

 年明けから張り詰めた状態で練習を続け、ようやく実戦を踏んだ角田。4月いっぱいは治療とリハビリ、心の静養に努め、5月から柔道ニッポンの金メダル1号として大きな期待を背負うパリ五輪へ再スタートする予定。「負けて五輪に行くのは嫌だった。これで思い切り戦える」と自信も手に入れ、初の大舞台に挑む。

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