貫禄2勝の早田ひな、平野美宇&張本美和とのパリ五輪代表対決へ「誰とでも対戦したい」

[ 2024年3月23日 16:44 ]

ノジマTリーグプレーオフ女子準決勝 ( 2024年3月23日    代々木第二体育館 )

第3試合で横井(手前)と対戦する早田
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 年間王者を決める女子プレーオフ(PO)の準決勝が行われ、レギュラーシーズン2位の日本生命が3―2で同3位の日本ペイントを下し、決勝に進んだ。

 パリ五輪シングルス代表の早田ひなは、第3試合に登場して横井咲桜と対戦。第1ゲームを落としながらも、その後の3ゲームを連取して制した。ビクトリーマッチでは再び横井と戦い、最大3点差を跳ね返して逆転勝ちを収め、チームの決勝進出に大きく貢献した。

 2月の世界選手権団体戦の後には体調を崩した早田。3月7~17日に開催されたシンガポールスマッシュでは、女子シングルス1回戦で平野美宇に敗れた。

 「体調を崩してしまって、そこを戻せる段階に入る時ぐらいにシンガポールに出発して。あとはシンガポールの湿気だったりもあって、毎日、混合ダブルスやシングルスの試合が終わった後に熱をぶり返してしまったりしていた。ただ、シンガポールスマッシュに出るのは自分が決めたこと。張本(智和)選手だったりとか、混合ダブルスなどは気を遣ってもらった。結果的に韓国ペアに負けてしまったけど、とりあえず最後まで戦えたことは良かった。今の状態も100%かというとそうではないけど、ちょっとずつ本来の自分に戻ってきたなと」

 あす24日の決勝では同1位の神奈川と対戦する。神奈川はパリ五輪シングルス代表の平野美宇、パリ五輪団体戦メンバーの張本美和らを擁しており、五輪代表同士で戦う可能性が出てきた。
 「卓球はそこが一番難しくて、個人スポーツだけど団体で組むこともある。でも、野球とかでも開幕で日本人対決になったりしている。団体競技などで普段一緒にいても、前に立ったら対戦相手に変わりない。自分がやるべきことをしっかりやりたい。(対戦したい相手は?)誰とでも対戦したいです。このレベルになってくると、いつ誰がどこで勝つか負けるかは分からない。そのときに勝った選手が強いので。誰とやっても自分の力を発揮したいし、どんな結果になっても、最後まで自分らしく戦い抜きたい」

 平野には直近のシンガポールスマッシュで負けており、リベンジもかかる。

 「あの時は自分自身ができることが少ない中で、その中でも勝つ策を見つけ出せずに終わってしまった。それも実力だなと感じた。明日また0―3で負けるかもしれないけど、11本、ネットやエッジが続いたら、どんな強い選手でも負ける時がある。それも受け入れて、明日の試合自体を楽しんでやっていきたい」
 日本生命のエースとして、2季ぶり5度目となる優勝に向けて全力を尽くす。

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