小林夢「100点」 初の単独首位発進 初イーグルから自己ベスト「64」で

[ 2024年3月23日 04:30 ]

女子ゴルフツアー アクサ・レディース第1日 ( 2024年3月22日    宮崎県 UMKCC=6545ヤード、パー72 )

9番、第2打を放つ小林夢果(撮影・会津 智海)
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 1W平均飛距離270ヤードの飛ばし屋、小林夢果(ゆめか、20=ヨコハマタイヤジャパン)が1イーグル、7バーディー、1ボギーでレギュラーツアー自己ベスト64をマークし、8アンダーで自身初の単独首位発進を決めた。通算94勝を誇る尾崎将司(77)に師事するジャンボ軍団の秘蔵っ子がツアー初優勝を狙う。2季連続年間女王の山下美夢有(22=加賀電子)が66で回り、2打差4位の好位置につけた。

 まさに満点の滑り出しだ。レギュラーツアー13試合目で初の60台をマークし、首位発進ももちろん初めて。「100点です!」と小林の笑顔がはじける。前半18番パー5で残り225ヤードを4Uで2メートルに寄せ、自身初イーグルを奪って勢いに乗った。PRGRの新1W初投入も奏功し、「思い切り振れている」とうなずいた。

 中学卒業後、尾崎が主宰するアカデミーで腕を磨いた。元来、飛ぶ方だった1Wの飛距離はさらに15ヤード伸びた。昨季平均は4試合の参考記録ながら266ヤードをマークし、ツアー1位の神谷そらの260・82ヤードを上回る。この日も全体1位の270ヤード。スケールの大きさが魅力の“ジャンボ軍団”の秘蔵っ子だ。

 昨秋に下部ツアーで初優勝した際、尾崎からは「レギュラーじゃないのか」と鼓舞された。通算4勝の桜井心那、同2勝の神谷らと同じ03年度生まれの20歳は「だいぶ出遅れましたけど私、マイペースだからそんなに気にしてなくて…。でも、ワンチャンいきます」と気合十分。今度はレギュラーツアー初優勝を師匠に報告する。

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