【競泳】池江璃花子 100M自由形で2つめ五輪切符ならず 優勝も派遣記録届かず「3本泳ぐ大変さを…」

[ 2024年3月21日 20:22 ]

競泳国際大会代表選考会第5日 ( 2024年3月21日    東京アクアティクスセンター )

<競泳パリ五輪代表選考会第5日目>女子100メートル自由形決勝、優勝し笑顔を見せる池江(撮影・西尾 大助)
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 女子100メートル自由形決勝で池江璃花子(23=横浜ゴム)が54秒15で優勝。派遣標準記録53秒12に届かず、2つ目の五輪切符はならなかった。

 「最後、池本選手が見えていたので、ただタッチでは競り勝つと最後の最後まで思った。その通りしっかり。53秒でなくて悔しかったけれど、勝てたことは良かった」と振り返った。

 「26秒前半で入るプラン通りに入れたのは良かったですし、年々自分の体が変わっていく。(予選・準決勝・決勝の)3レース泳ぐことの大変さを、年を重ねるごとに感じてきている。五輪や今後の世界選手権だったり、3本しっかり泳ぐ体力をつけなきゃいけない。とりあえずタイムを準決勝より上げられたのは良かったととらえて。まだ50メートル残っているので、楽しんで頑張りたい」と語った。

 既に本命種目100メートルバタフライでパリ五輪代表に内定ている。

 20日の準決勝では54秒32の全体1位で決勝に進出。決勝へ向け、体力を温存した。池江は当初は準決勝で53秒台を狙う予定だったが、昨秋から師事するボール・コーチから「今日は53秒は出さなくていい。決勝で記録を出そう」と言われて同意。前半を4位でターンすると、後半もゆったりとした大きな泳ぎのまま3人を抜いた。「リラックスして泳げた。明日は53秒台を出して優勝したい」と意気込んでいた。

 大会初日から5日間で6レース目。池江は「高校生の時は寝たら回復したけど、寝たら体が重くなる感じに変わってきた」と体の変化を感じている。8時間睡眠と1時間の昼寝を確保した上で、毎日トレーナーとともに体の状態を確認。ストレッチやレース直後のリカバリードリンクも怠らず、ハード日程を消化している。

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