SP8位の吉田陽菜「思い切ってできた」3回転半回避も納得デビュー

フィギュアスケート世界選手権第1日 （ 2024年3月20日    カナダ・モントリオール ）

＜世界フィギュア　女子SP＞演技する吉田陽菜（撮影・長久保　豊）
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　女子SPが行われ、GPファイナル3位の吉田陽菜（木下アカデミー）は64・56点で8位発進だった。初出場ながら笑顔あふれる演技で2回転半、後半の3回転ループを成功。こらえて降りたルッツ―トーループの連続3回転は回転不足を取られたが、スピン、ステップともレベル4でそろえた。世界選手権での初演技を終えて「調子は良かったので、思い切ってできたと思う。観客の声援が大きくて楽しんで滑れた」と納得した表情を見せた。

　大技トリプルアクセルが武器だが「ショートはまとめることも大事。挑戦したい気持ちもあったが、まとめようという気持ちでダブルにした」と割り切って回避。「（連続ジャンプの）トーループは悪くなかったけど何とか耐えた」と振り返り、「フリーは思い切って自分の力出し切るだけ」と気持ちを切り替えた。