小林陵侑は2位 師匠・葛西と久々W杯対決 「最年長、新しい記録を作ってくれた」

[ 2024年2月17日 18:26 ]

小林陵侑
Photo By ゲッティ イメージズ

 ノルディックスキー・ジャンプ男子W杯札幌大会は17日、札幌市大倉山ジャンプ競技場で個人第19戦(ヒルサイズ=HS137メートル)を行い、小林陵侑(27=チームROY)が2位に入った。51歳の葛西紀明(土屋ホーム)は1回目で117メートルを飛び、28位。30位までが進める2回目に進出し、5季ぶりとなるW杯ポイントを獲得した。2回目は伸びを欠き、104メートル。169・2点で30位だった。

 小林は128・5メートル、138・5メートルの262・6点で2位。

 「意外と落ち着いた中で、すごくエキサイティングな試合ができた」と笑顔。ポイント僅差の中、クラフト(オーストリア)が目の前で大ジャンプ。それでも2回目のジャンプ「あまり気にせず。いつも通り、良いジャンプだった」と冷静だった。

 地元で優勝こそ逃したが表彰台。「ちょっとやっぱり悔しいですけど、すごく楽しかった。表彰台乗れていいところも見せられたかなと。(大声援)盛り上がってましたね。たくさん応援ありがとうございます」と感謝した。

 また、かつての所属先の師匠・葛西と久々のW杯での対決。葛西は葛西は前日16日の予選で50位以内の45位となり、本戦に進出。20年2月札幌大会以来4季ぶりとなる出場を果たし、W杯個人通算570試合で自身の持つギネス世界記録を更新した。また、自身が持つ最年長出場記録も更新した。「ポイントをとってくれると信じていたので。ほんとに、良いジャンプして、最年長ってことで新しい記録を作ってくれて。みんな、今日はすごく良い試合だったかなと思います」と尊敬のまなざしを送った。

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