【世界卓球】伊藤美誠 五輪落選から再出発!“笑顔”の勝利 「初戦だったが良いプレーを出せた」

[ 2024年2月17日 20:27 ]

卓球・世界選手権団体戦第2日 ( 2024年2月17日    韓国・釜山 )

伊藤美誠
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 世界ランキング2位の日本が、女子1次リーグで同35位のイランと対戦。1次リーグ突破に向けて、初戦から2連勝がかかる一戦で、伊藤美誠(スターツ)が第1試合に出場した。

 この日は早田ひな(日本生命)、平野美宇(木下グループ)と同い年の黄金世代3人で初めてオーダーを組んだ。

 伊藤は東京五輪で金、銀、銅のメダルを獲得しながら、パリ五輪はシングルス代表の座を逃し、団体戦に臨む3枠目は張本美に決定。補欠としては出場しない意向を示したことから、3大会連続で大舞台に立つ可能性は事実上、消滅した。

 そんな伊藤にとっては再出発となるこの日は、第1試合で左利きのシャハサバリと対戦。試合が始まる前には笑顔を見えるなど精神的にも落ち着いた表情で、第1ゲームを11-5で奪取した。第2ゲームは13-11と競ったが、第3ゲームも11-4で奪ってストレートで試合を決めた。仲間の声援を受け、試合中も時折、笑顔を見せた。

 五輪代表権を逃した後、取材に応じた伊藤は世界卓球に向けて「出場した試合に責任を持って、目いっぱい楽しみたい。目標は世界選手権団体で金だと思うし、私も出た試合に全勝という目標があります」と気合を入れていた。目標に向けても好発進した。

 日本は18日は南アフリカ、19日のグループ最終戦はブラジルと対戦する。

 日本は今大会、ベスト8進出でパリ五輪の団体の出場権を獲得し、五輪シングルス2枠を得る。大会は男女各40チームが出場し、8組に分かれて1次リーグを戦う。シングルス5試合で3勝したチームが勝つ方式で争われ、1次リーグを勝ち抜いた24チームが21日からの決勝トーナメントに進む。

 ▼伊藤「世界選手権では初戦だったんですが、初戦の中では良いプレーを出せた。すごく楽しくできた。調子は結構いい方。初戦の割には雰囲気とか台にも慣れてできた」

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