【箱根駅伝】青学大1位 原監督の妻・美穂さん「監督の言うこと聞けば強くなる、という見方に変わった」

[ 2024年1月4日 04:28 ]

第100回東京箱根間往復大学駅伝 復路 ( 2024年1月3日    神奈川・箱根町~東京・大手町 5区間109・6キロ )

報告会に出席した青学大・原監督の妻・美穂さん(右端)
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 青学大選手寮の寮母として支える原監督の妻・美穂さん(56)も、7度目の歓喜に酔いしれた。駒大に史上初の2季連続3冠を許せば、1強時代になる――。それは誰もが感じていた。「記録を阻止できるのは青学しかない、という気持ちで私たちも学生たちもやってきた。往路のゴールの時はちょっとウルッと来ちゃいました」と明かした。

 04年に夫の指揮官就任とともに、選手たちの生活、食事面をサポートするようになった。

 「その頃の私がここに来たらビックリしちゃうと思う」。

 指揮官は嘱託の3年契約で箱根出場を厳命された。「よく無謀なものを受けたな…と思いました」と振り返る。

 最初は言わなければ何もやらない集団だった。暗中模索で3年で結果は出なかったが「もう1年、と直訴したら?」と夫の背中を押し、09年の本戦出場につなげた。「負けてたまるか、と(笑い)。あとちょっとでいけそうだったので」と語った。

 原監督の指導は年を重ねるごとに対話型に変わった。「(選手が)この人の言うことを聞いていて大丈夫か?というものから、監督の言うことを聞けば強くなる、という見方に変わった」と美穂さん。そんな選手たちの底力を見た第100回大会。「私も想定外。学生の力って火事場のばか力じゃないけど本当に出るんだなと」と感心していた。

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