「魔物でもおるんか」箱根駅伝10区 明大選手あわや…“シン交差点”ギリギリ回避

[ 2024年1月4日 14:52 ]

3日の箱根駅伝復路でゴールする明大・古井
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 10区には、やはり“魔物”がいるのか――。

 2、3日に行われた第100回箱根駅伝は、青学大の圧倒的な強さで幕を閉じた。

 3日の復路で毎年のように話題となるのが、10区の“寺田交差点”だ。

 “寺田交差点”とは11年大会、国学院大の寺田夏生(現皇学館大監督)が4校による熾烈なシード権争いを繰り広げる中、本来は直進するコースを、テレビ中継車につられてゴール約130メートル手前で右に曲がってしまった交差点を指す。寺田は一時、シード圏外に後退したが、執念の猛追でギリギリの10位でゴールに飛び込んだ。仲間に迎えられた寺田は開口一番、「危ねぇ」と口にした。

 22年大会も、法大・川上有生が方向を間違えてコースアウト。現在は誘導員の増員に加え、三角コーンの設置や、選手が直進するまで交差点直前で車両を一時停止させるなどの対策が取られており、今大会は“寺田交差点”でのトラブルはなかった。

 大手町で応援していた寺田監督はレース後、プロフィルに「曲がる角には福来る」と記している自身のX(旧ツイッター)を更新。交差点の横断歩道に立つ写真とともに、「今日も平和でした!箱根駅伝関係者の皆さまお疲れさまでした!」とつづったが、実は別の場所であわやの事態が発生していた。

 総合20位となった明大の10区を駆けた古井康介(2年)は、ビルが建ち並ぶ10区終盤、“寺田交差点”とは違う交差点で、直進すべきところを右に曲がりかけた。誘導する白バイ隊員にジェスチャーなどで指摘され、大きなロスなくコースに復帰した。

 この模様をとらえた動画が投稿されたXには、「あぶなっ!」「魔物でもおるんか」「柵作った方がいいんじゃない?」などの声が寄せられていた。 

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