【箱根駅伝4区】中央学院大・黒岩に実父が給水 現役時代に叶わなかった思いを息子に…ネット感涙

[ 2024年1月2日 12:45 ]

第100回東京箱根間往復大学駅伝 往路 ( 2024年1月2日    東京・大手町~神奈川・箱根町 5区間107・5キロ )

<箱根駅伝・往路>スタートを待つ大手町(撮影・村上 大輔)
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 23校が出場する第100回のメモリアル大会の号砲が鳴った。往路は東京・大手町をスタート、神奈川県箱根町までの5区間、107・5キロで行われている。

 4区の15キロ地点で、中央学院大・黒岩勇禅(2年)に給水を渡したのは、同じく中央学院大陸上競技部出身の実父・弘樹さん。現役時代に箱根を走ることは叶わなかったが、力強く「ファイト」と激励し、息子に思いを託した。勇禅は、その言葉を背に表情を引き締めて走った。

 勇禅は、区間6位の走りで3人抜き。父の思いも胸に、17位でたすきをつないだ。

 関東学生陸連の給水要領によると、給水員は「1地点につき1名とし、各チームの部員あるいは各チームが許可した大学関係者であること」としている。

 過去、2013年には早大・大迫傑が3区を走った際、同じ早大陸上部で当時ロンドン五輪男子やり投げ代表・ディーン元気から給水を受けたことが大きな話題となった。

 親子の給水という珍しい場面に、ネット上では「給水係が親は初めて見た気がする」「なんて素敵な場面」「お父さん給水終わったら箱根路にお辞儀してたのがさらに泣ける」「グッときました」「瀬古さんが、給水で並走したお父さんに『いい走りしてますね』って言ってたのも良かった」などの声が上がった。

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