女子バレーボール「ネーションズリーグ」今日開幕!つかめベスト4 主将・古賀「高さがない分は、チームとして戦うことが大切」

[ 2023年5月30日 12:00 ]

ベスト4を目標に戦う古賀紗理那(中)ら「火の鳥ニッポン」
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 バレーボール女子の強豪16カ国が参加する国際大会「ネーションズリーグ」が30日に開幕する。30日~6月4日には愛知・日本ガイシホールで日本ラウンドが開催され、日本はドミニカ共和国(30日)、クロアチア(6月2日)、ブルガリア(同3日)、中国(同4日)と対戦する。

 女子日本代表「火の鳥ニッポン」の真鍋政義監督(59)は今月8日の会見で「来年のパリ五輪でメダルを獲得するのが我々の最大の目標。そのために五輪予選で出場権を獲得したい。そしてネーションズリーグではベスト4を目標に戦う」と決意を示した。

 チームを引っ張るのはエース古賀紗理那(27)。1メートル80のアウトサイドヒッターはスパイクで得点するだけでなくサーブレシーブの成功率が高く守備の貢献度も大きい。

 男子日本代表・石川祐希の妹で1メートル74と小柄なアウトサイドヒッター石川真佑(23)はVリーグ日本人最多得点記録を更新するなど今季好調だ。井上愛里沙(28)はフランスリーグでのプレーを経験し成長した。

 ミドルブロッカーは1メートル82の島村春世(31)、1メートル84の山田二千華(23)らが軸になるが、初招集で米国と日本の二重国籍を持つ小林エンジェリーナ優姫(23)は1メートル96と日本代表歴代最長身で秘密兵器になる可能性を秘める。

 司令塔役のセッターでは昨年の世界選手権で活躍した関菜々巳(23)のミドルを絡めた大胆なトス回しに期待が集まる。

 ネーションズリーグには16カ国が参加。1次リーグは総当たりではなく、各チームが12試合を行い順位を決定し、上位8カ国がノックアウト方式の決勝トーナメントに進む。

 世界ランクのポイントが付与される今大会はパリ五輪にもつながる。9月の五輪予選で出場権を獲得できない場合も、来年6月の世界ランクで上位に入れば出場権を得る可能性があるからだ。

 主将を務める古賀は、世界の強豪との対戦を見据え「日本は高さがない分、チームとして戦うことが大切」とチームプレーの重要性を説く。地元の声援を背に勝利を重ねたい。

 初戦の相手ドミニカ共和国は世界ランク9位(日本は世界6位)。ロンドン五輪出場経験がある1メートル93のミドルブロッカー、エベ・リスベルらベテランと若手が混在しパワフルなチーム。東京五輪では力負けしたが、昨年のネーションズリーグでは雪辱した。今回も勝利をものにしたい。

 クロアチア(世界27位)、ブルガリア(世界16位)は高さが武器。クロアチアの中心はサマンタ・ファブリス。1メートル88のオポジットは14年世界選手権の日本戦で15得点を挙げており要注意だ。

 中国は世界5位の難敵。昨年の世界選手権では0-3と完敗している。1メートル92の長身で左利きのアウトサイドヒッター李盈瑩(リ・エイエイ)らの強打をどう封じるかがポイントになりそう。

 日本戦全試合を放送するBS-TBSでは、番組だけでなく大会を盛り上げるための施策も万全。中でも、ぜひ注目してほしいポイントがマグネットバイ渋谷109にある。

 入り口に設置したビッグボードは選手の等身大の身長と、男子の注目株・高橋藍の最高到達点のジャンプ力を体感できるフォトスポットになっている。

 結婚を発表した西田有志&古賀、攻撃力が魅力の石川祐希・真佑兄妹、そして高橋藍と一緒に写真撮影ができる。このフォトスポットで撮影した写真をSNSに投稿してネーションズリーグを応援。ボード掲出は6月4日まで。中継を楽しむとともに現地を訪れ、選手の身体能力の高さを体感してほしい。

 また、番組公式SNSでは、普段見ることのできない選手のオフの顔や、ダンス動画などを発信している。

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