東京ベイ・立川主将、初MVP　副賞100万円に“秒”で連絡殺到　ラグビーリーグワン年間表彰式

＜リーグワンアワード＞MVPを受賞し笑顔の立川（撮影・篠原岳夫）
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　20日に閉幕したラグビーリーグワン2022～2023の年間表彰式が22日、東京都内で行われ、MVPに初優勝を飾った東京ベイのCTB立川理道主将（33）が初選出された。この日、チーム表彰のために来場した立川だが、式次第を見て自分の受賞を初めて知ったという。「びっくりした。頭に全くなく、MVPという賞（の存在）を忘れていた」。それでも「チームやオレンジアーミー（サポーターの愛称）の皆さんのおかげ」と感謝した。

　MVPは副賞として100万円と高級時計が贈られる。表彰式は有料ライブ配信されており、「いただいた瞬間、携帯がめちゃくちゃ鳴って。優勝した時よりも、みんなの連絡が早かったんじゃないかと思ったくらい」と各所から秒で連絡が来たことを告白。「“どこに行く？”“何に使う？”とか。チームの選手LINEでも“来年のパーティーはこれで持てる”とか、好き勝手に言ってきてます」と話して苦笑いを浮かべた。

　チームは前身のトップリーグ時代を含めて初の決勝進出から一気に頂点まで駆け上がり、今度は追われる立場となる。だが立川は「全然、連覇しないといけないという使命感もない。大きな目標は立てるが、それだけを追いかけるわけではない」ときっぱり。来季もチャレンジャー精神を忘れず、1日1日を積み重ねていく。