【ネーションズリーグ・男子注目選手①】龍神ニッポンの頼れる主将・石川祐希

龍神ニッポン主将の石川祐希
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　バレーボール男子の強豪16カ国が参加する国際大会「ネーションズリーグ」が6月6日に開幕する。フランス人フィリップ・ブラン監督（63）率いる日本代表「龍神ニッポン」は初戦イラン戦（6月6日、愛知・日本ガイシホール）から世界の頂点を決める戦いに臨む。注目選手を3回に渡って紹介する。

　イタリア1部リーグのシーズンを終えて、13日に帰国した石川祐希（27）は「間違いなく今までで一番充実していたシーズンだった」と総括した。

　所属するミラノはレギュラーシーズン8位で上位8チームによるプレーオフに進出。準々決勝で、レギュラーシーズン1位のペルージャに競り勝ち、初の4強入りを果たした。

　準決勝で昨季覇者チビタノーバに惜敗し、3位決定戦も敗れただけに「悔しさが強い。もっと強くなれると感じた」と満足感はないが、ペルージャを下した〝下克上〟の経験は確かな自信となった。

　ネーションズリーグはパリ五輪出場権にも影響を与える世界ランクのポイントが付与される大会。石川は「ポイントを上げるにはランクが上の国に勝つしかない。組織力を徹底して戦わなければいけない」と力説する。9月にはパリ五輪予選が開幕する。頼れる主将は「目標は五輪出場権獲得。目標を達成するためにチームを導いていくのが僕の役割」と覚悟を示した。