アマチュア横綱・大の里がデビュー場所で勝ち越し 物言いつく辛勝に「勝ったけど悔しい」

[ 2023年5月23日 15:26 ]

大相撲夏場所10日目 ( 2023年5月23日    東京・両国国技館 )

勝ち名乗りを受ける大の里(撮影・久冨木 修)
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 2年連続アマチュア横綱で幕下10枚目格付け出しの大の里(22=二所ノ関部屋)が生田目(21=二子山部屋)を下して4勝1敗で勝ち越しを決めた。

 生田目の回転の速い突っ張りに対して下からあてがった大の里は引いて少し呼び込んだが、右へ回り込んで体を入れ替えて倒れ込みながら押し出した。物言いがついたが、軍配通りで大の里の勝ち。押し込まれる場面もあった展開に「立ち合いから全体的に流れが悪かった。情けないです」と反省していた。ここまでの3勝は全て一気に前に出る内容だっただけに「今日のような相撲を取っていると、このままでは底が知れる。絶対上(の番付)で勝てる相撲じゃないので、勝ったけど悔しいです」と反省しきりだった。

 それでも「とりあえず勝ち越せてよかったです」と一安心。この日は初めて師匠の二所ノ関親方(元横綱・稀勢の里)が審判として土俵下から見守る中で相撲を取った。「緊張しました。絶対に勝った姿を見せたいと思っていました」。師匠の目の前でデビュー場所の勝ち越しを決めた。

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