ザ・ラグビーチャンピオンシップ　今年もWOWOWで放送決定　リーチ出場予定の世界選抜戦も

ザ・ラグビーチャンピオンシップで3連覇を狙うオールブラックス（C）Getty　Images
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　衛星放送局のWOWOWは29日、7月に開幕するラグビーの南半球王者決定戦「ザ・ラグビーチャンピオンシップ（南半球4カ国対抗）」を今年も独占放送・ライブ配信すると発表した。大会はニュージーランド、南アフリカ、オーストラリア、アルゼンチンの4カ国が参戦。例年はホーム＆アウェーで開催されるが、9月にW杯フランス大会を控える今年は1回戦総当たりの短期決戦ながら、熱い真剣勝負が期待される。

　優勝候補筆頭は、3連覇を狙うオールブラックスことニュージーランド。FWのサム・ケイン主将をはじめ、世界屈指のタレントがそろっており、持ち前のアタッキングラグビーは健在。日本開催だった19年W杯を制した南アフリカも戦力が充実しており、SHファフ・デクラーク（横浜）、CTBダミアン・デアレンデ（埼玉）らリーグワン在籍の活躍にも注目だ。またオーストラリアは今年1月に前日本代表ヘッドコーチのエディー・ジョーンズ氏がヘッドコーチに就任。名将が母国をどう立て直すか、W杯では日本と同じ1次リーグD組に入るアルゼンチンの戦いぶりも目が離せない。

　そのジョーンズ氏がバーバリアンズの指揮を執る5月28日の「ラグビー　ドリームマッチ2023　バーバリアンズ―世界選抜」（英トゥイッケナム）も、このほどWOWOWの独占放送・ライブ配信が決定した。バーバリアンズは1890年にイングランドで創設され、世界各国の一流選手を招待して編成するドリームチーム。世界選抜も同様に世界の一流選手で編成され、今回は日本代表が誇るFWリーチ・マイケル（BL東京）も出場予定だ。

　バーバリアンズを率いるジョーンズ氏は、WOWOWを通じて「お祭りの大会だ。特別な意味合いがある。対戦相手が世界選抜で、コーチがスティーブ・ハンセンだからだ。彼はオールブラックスで、史上最も勝利数を挙げたコーチ。だから、本当にエンターテイニングで、ラグビーのスピリットがこもった大会になるだろう。それに参加できるのは、凄く名誉な事だ。世界選抜にリーチ・マイケルが参加するだろう。彼にはバーバリアンズに来て欲しかったけれど、日本人選手が、この大会に参加するのを見るのは素晴らしい」とコメント。知将エディーと闘将リーチの激突にも注目だ。