巻き返し狙うディフェンディングチャンピオンの西郷「試合をやりながら少しずつつかんでいければ」

＜ヤマハレディースオープン葛城・プロアマ＞プロアマで笑顔を見せる西郷真央（撮影・西尾　大助）
Photo By スポニチ

　女子ゴルフのヤマハ・レディース葛城はあす30日に静岡・葛城GCで開幕する。ディフェンディングチャンピオンの西郷真央（21＝島津製作所）は「ちょっとずつ（調子が）良くなっているかなと思うので、試合をやりながら少しずつつかんでいければ良いなと思います」と現状を説明した。

　昨年は序盤の10試合で5勝と一気にブレークしたが、後半はショットの不調に苦しみ最終戦では通算35オーバーと大叩きし最下位に終わった。

　オフに自らのスイングを見つめ直し「良い時（のスイング）に戻そうと思いましたが、トレーニングしていく中で体も変わっているので、今自分の体の状態でできるスイングをつくっていくべきだと思いました。今は新しい自分のスイングをイメージでつくっています」と話す。オフの練習の成果もあり「アイアンだと5ヤード飛距離が伸びました」と明かす。

　今季初戦となった2月の米女子ツアーのHSBC世界女子選手権は3日目に85と崩れ、最終的に65位に終わった。国内初戦のTポイント×ENEOSも予選落ちしたものの、前週のアクサ・レディースは予選を突破し33位となった。

　まだ手探りの部分はあるようだが、昨年優勝した相性の良い大会で復調のきっかけをつかみたいところ。「例年よりもグリーンが柔らかく遅いので去年の感覚を試合中にあまり出さないようにして、今年は今年のフィーリングでしっかりできたら良いなと思います」と前向きに話していた。