ウォリアーズが20点差を逆転 西7位から6位に再浮上 カリーは3P8本で39得点

[ 2023年3月29日 14:10 ]

トンプソンとハイタッチをかわすウォリアーズのカリー(AP)
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 NBAは28日に各地で6試合を行い、昨季王者で西地区全体7位のウォリアーズは地元サンフランシスコ(カリフォルニア州)で同8位のペリカンズを120―109(前半46―63)で退けて40勝37敗。第2Q終盤で最大20点をリードされながら後半を74―46として試合をひっくり返し、ティンバーウルブス(39勝37敗)と入れ替わってプレーオフ無条件進出の下限となっている6位に再浮上した。

 ウォリアーズは今季ロードでは9勝29敗と苦戦が続いているが、ホームでは31勝8敗。ステフィン・カリー(35)が3点シュートを15本中8本成功させて39得点と8リバウンド、8アシスト、3スティールをマークしてチームを引っ張った。

 カリーが1試合で3点シュートを8本以上決めたのは今季6回目(最多は10本)。また今季はここまで平均29・6得点、6・3リバウンド、6・4アシストをマークしており、34歳以上で「29得点+6リバウンド+6アシスト以上」をクリアすると、ここ2シーズンのレブロン・ジェームズ(38=レイカーズ)に続く“快挙”となる。

 敗れたペリカンズは38勝38敗。ブランドン・イングラム(25)が26得点、8リバウンド、7アシストを記録したものの連勝は5でストップし、残り6試合となった段階で9位レイカーズとは0・5ゲーム差となった。

 プレーイン・トーナメント(7~10位)の下限にいる西地区全体10位のサンダーは地元オクラホマシティー(オクラホマ州)ですでにプレーオフ進出の可能性を絶たれているホーネッツに134―137(前半68―57)で競り負けて37勝39敗。前日まで勝率で並んでいた9位レイカーズとは0・5ゲーム差となり、11位のマーベリクスとのゲーム差はなくなった。

 サンダーは第4Q中盤で13点差をつけられながら残り2分で同点に追いついたが、133―135で迎えた残り4秒、この日31得点、10リバウンド、9アシストをマークしていたジョシュ・ギディー(20)がフリースローの2本目を失敗。今季リーグ4位の31・3得点を挙げていたシェイ・ギルジャスアレクザンダー(24)を足首の故障で欠きながらも第3Q序盤で13点をリードしていたが、大詰めで失速して勝利を逃した。

 ホーネッツは26勝51敗。2019年のドラフト全体12番目に指名されているP・J・ワシントン(24)が自己最多の43得点をたたき出しただけでなく、出場8人中、7人が2ケタ得点を記録してサンダーを振り切った。

 なおキャバリアーズがホークスに敗れたために、東地区セントラルでバックスの5シーズン連続のディビジョン優勝が確定している。

 <28日の結果>
*ウィザーズ130―111セルティクス
*ホークス120―118キャバリアーズ
*ラプターズ106―92ヒート
*グリズリーズ113―108マジック
ホーネッツ137―134*サンダー
*ウォリアーズ120―109ペリカンズ
 *はホームチーム

 <東地区全体順位>
(1)☆◎バックス(54勝21敗)
(2)☆◎セルティクス(52勝24敗)
(3)☆76ers(49勝26敗)
(4)☆キャバリアーズ(48勝29敗)
(5)ニックス(43勝33敗)
(6)ネッツ(40勝35敗)
(7)◎ヒート(40勝36敗)
(8)ホークス(38勝38敗)
(9)ラプターズ(38勝38敗)
(10)ブルズ(36勝39敗)
(11)ウィザーズ(34勝42敗)
(12)ペイサーズ(33勝43敗)
(13)マジック(32勝44敗)
(14)★ホーネッツ(26勝51敗)
(15)★ピストンズ(16勝59敗)

 <西地区全体順位>
(1)☆◎ナゲッツ(51勝24敗)
(2)☆◎グリズリーズ(48勝27敗)
(3)◎キングス(45勝30敗)
(4)サンズ(40勝35敗)
(5)クリッパーズ(40勝36敗)
(6)ウォリアーズ(40勝37敗)
(7)ティンバーウルブス(39勝37敗)
(8)ペリカンズ(38勝38敗)
(9)レイカーズ(37勝38敗)
(10)サンダー(37勝39敗)
(11)マーベリクス(37勝39敗)
(12)ジャズ(35勝40敗)
(13)トレイルブレイザーズ(32勝43敗)
(14)★スパーズ(19勝56敗)
(15)★ロケッツ(18勝58敗)
 ☆はプレーオフ進出が確定。◎はディビジョン首位チーム。★はプレーオフ進出の可能性がなくなったチーム。無条件プレーオフは両地区6位まで。7~10位はプレーイン・トーナメントへ

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