北島康介7年ぶりのレース出場「元気に泳いでいる北島康介を、もう一度見せられてよかった」

[ 2023年3月18日 17:56 ]

<東京都マスターズ大会>力泳する北島康介氏(撮影・河野 光希)
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 競泳男子平泳ぎで五輪2大会連続2冠の北島康介氏(40)が18日、東京辰巳国際水泳場で開催された東京都マスターズ大会に出場した。現役最後の大会となった16年4月の日本選手権以来、約7年ぶりのレース。短水路(25メートルプール)で争う50メートル平泳ぎを29秒00で泳いだ。最終45組の3レーンに登場。同組になった18歳のほかの5選手を抑えて1位でフィニッシュした。

 週2回程度ジムでトレーニングしている成果もあり、6パックの腹筋は健在。大会出場者を含めた観衆の大声援を浴び「元気に水の中で泳いでいる北島康介を、もう一度見せられてよかった。まだ人気ありましたね。これからマスターズでやっていこうかな。冗談です。もう一度泳げと言われたら、もういいです」と笑った。

 会場の東京辰巳国際水泳場は93年に開業。競泳の日本選手権をはじめ、アーティスティックスイミングなどの数々の大会が行なわれてきたが、東京アクアティクスセンターが新設されたことを受け、今月末で閉館する。最後に“水泳の聖地”で泳ごうと、今大会は北島氏のほか、寺川綾氏(38)、田中雅美氏(44)、中村礼子氏(40)ら多くのオリンピアンが出場。北島氏は「聖地がなくなるのは寂しいが、アクアティクスセンターで新しい歴史が刻まれていくことを応援していきたい」と語った。

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2023年3月18日のニュース