翠富士 高安との全勝対決制す!初の無傷7連勝&大栄翔が敗れ単独首位に

[ 2023年3月18日 17:58 ]

大相撲春場所7日目 ( 2023年3月18日    エディオンアリーナ大阪 )

<春場所7日目>高安(右)を突き落としで下す翠富士(撮影・成瀬 徹)
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 大相撲春場所は18日、エディオンアリーナ大阪で7日目の取り組みが行われ、翠富士(26=伊勢ケ浜部屋)が前頭7枚目の高安(33=田子ノ浦部屋)との全勝対決を制し、無傷の7連勝。自身の連勝記録をさらに更新。大関・貴景勝(26=常盤山部屋)が休場を発表し、1横綱1大関がともに土俵から姿を消すという昭和以降初の“異常事態”となる中、初優勝へ向け単独首位に立った。

 横綱・照ノ富士が休場し、今場所も出場力士最高位の貴景勝は6日目に御嶽海に敗れて3勝3敗。3日目の正代戦で痛めた左膝の負傷により休場することになり、7日目の錦木戦は不戦敗した。貴景勝の休場は、昨年の初場所以来通算9度目。1横綱1大関がともに土俵から姿を消すのは昭和以降初の異常事態となった。

 6日目を終えて勝ちっぱなしとなったのは小結・大栄翔と平幕勢の高安、翠富士の3人。この日は高安と翠富士による注目の全勝対決が組まれ、翠富士に軍配。高安のかち上げを冷静にいなして、最後は突き落としで下し無敗をキープ。自身の連勝記録を「7」に伸ばした。

 一方、大栄翔は同じ小結・若元春と激突。積極的に前へ出るも突き落としで敗れ、初黒星。首位を追う1敗勢は阿炎、錦富士、琴恵光の平幕勢3人が揃って敗れ2敗目。“混沌の優勝争い”は翠富士が単独首位となり、6勝1敗の大栄翔と高安が追いかける展開となった。

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