新十両・落合が一気の出足で6勝目も左肘痛め苦悶の表情「大丈夫です」取組後は無事を強調

[ 2023年3月18日 15:56 ]

大相撲春場所7日目 ( 2023年3月18日    エディオンアリーナ大阪 )

<春場所7日目>栃武蔵(左)を寄り切りで下す落合(撮影・成瀬 徹)
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 史上最速の所要1場所で新十両昇進を果たした落合(19=宮城野部屋)が栃武蔵(24=春日野部屋)を破って6勝目を挙げた。

 低く当たって左を差して右おっつけで一気に走って寄り切り。強さを示す圧勝だったが、勝負が決まるとすぐに左肘を押さえて苦悶(くもん)の表情を浮かべた。栃武蔵に下がりながらの小手投げを打たれた際に少し極まった様子。勝ち名乗りを受けた後は腕を動かさないようにして花道を引き揚げていたが、取組後の取材では「大丈夫です」と無事を強調していた。

 この日から高知市で全国高校相撲選抜大会が開幕。2年前の同大会個人戦を制した落合が今では関取として土俵を務めている。「そのことに関しては感謝の気持ちしかないので、それを忘れずに全力で全うすることが自分の仕事かなと思っています」。自身の活躍が後輩たちの力にもなる。

 全国高校相撲選抜大会の団体戦決勝トーナメントが行われるあす19日、母校の鳥取城北高は甲子園球場で行われる選抜高校野球にも出場する。「自分は結果を楽しみに見守って、選手はケガなく頑張ってほしいと思っています」と後輩たちへエール。高知で、甲子園で、母校が活躍することを楽しみにしていた。

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2023年3月18日のニュース