横浜・沢木監督「遂行力は相手が上」雨天ゲームで今季最少得点　ラグビーリーグワン

ラグビーリーグワン第12節   横浜5―15東京ベイ （ 2023年3月18日    東京・江戸川区陸上競技場 ）

＜東京ベイ・横浜＞後半、ヒートアップした両チームの選手たちがもみ合う場面も（撮影・篠原岳夫）
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　横浜は東京ベイに5―15で敗れ、3敗目（7勝2分け）を喫した。レギュラーシーズンは4試合を残し、4位に後退。上位4チームによるプレーオフ進出へ、気の抜けない戦いが続く。

　試合後の会見で沢木敬介監督は「ボールを動かすのが難しかった。前後半ともにミスがスコアに直結してしまうのが、こういう試合」と反省後、「まだ下を向く必要はない。いい準備をして、ターゲットに対して、ハングリーに進むしかない」と前を向いた。

　前夜から降り続いた雨がピッチを濡らし、両チームともにハンドリングエラーやキックミスを連発。特にダイナミックにボールを動かす横浜の攻撃には負の影響が出たため、元日本代表のSO田村も「この展開では仕方ない。ボールを動かしたかったが、できなかった」とサバサバとした表情で振り返った。

　ただ前半には敵陣22メートルライン内で攻める時間帯をつくったが、ミスや相手のプレッシャーもあり仕留めきれず。逆に前半38分と後半12分にはラインアウトを起点にトライを許し、決定機での遂行力の差がスコアに表れた。田村も「前半、22メートルに入った時に取れなかったのが痛かった」。トップリーグ最終年から2季連続で3位に入った東京ベイとの差に、沢木監督も「遂行力は相手が上だった。経験値で（勝敗を）片付けたくないが、そういうのも学んでいく段階。次にしっかり生かせればいい」と選手のさらなる成長を促した。