日本人上位3人 冷静に自分たちの走り貫き好タイム

[ 2023年3月6日 04:52 ]

東京マラソン ( 2023年3月5日    東京都庁前~東京駅前 )

都庁前を一斉にスタートするランナーたち(代表撮影)
Photo By 代表撮影

 【諏訪利成氏解説】山下の走りには変なクセがなく、軽い走りに見えた。良い意味で力強さがなく、リズムのある、体が動かしやすいフォーム。ただ、2時間5分台は結果的についてきたもので、勝負に徹したからこそ出たタイムだろう。

 32キロすぎに飛び出した井上にすぐに対応したのが山下だったが、コースが右に旋回した際に一度下がった場面もあった。他の選手の顔色を見て、誰も行かないのが確認できたと思う。けん制し合うタイミングで出ていたら、誰もついていくことはできなかった。ゴール後は“あそこでいけた”という気持ちも残ったのではないか。まだ25歳でマラソンは3度目。経験の積み重ねで勝負勘は磨かれる。

 其田、大迫を含めた日本人上位3人は序盤から集団が縦長や横長となっても、自分の走る位置を守る冷静さがあった。山下と大迫の最後の一騎打ちでは、大迫の“俺が後ろについている”という重圧の与え方はさすがだった。ただし、今回は大迫の経験値を山下の勢いが上回ったということだろう。

 男子のMGC出場権獲得者は60人を超えた。MGCはゴールに値する大会ではなく、あくまでパリ五輪の予選。その認識をはっきり持ち、準備した選手が切符を獲得すると思う。(アテネ五輪男子マラソン6位入賞、上武大駅伝部監督)

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