宇良　四つ相撲を習得中「できないことをやってます」ご当所春場所へ大阪府吹田市の部屋で調整中

宇良
Photo By スポニチ

　大相撲春場所（12日初日、エディオンアリーナ大阪）がご当所となる大阪府寝屋川市出身の西前頭8枚目・宇良（30＝木瀬部屋）が6日、吹田市の部屋で稽古後、取材対応し、四つ相撲を習得中であると明かした。関学大時代から足取りや居反りが代名詞の業師は、2度に及ぶ右膝の大ケガで序二段まで転落した経験もあり146キロまで体重を増やして押しを磨いてきた。「四つを練習してます。できないことをやってます」と新境地を開こうと模索中という。

　ちょうど1年前は自己最高位の西前頭筆頭で4勝と、三役昇進を目前で逃した。ただ、当時大関だった正代（31＝時津風部屋）に勝利するなど「全然悔しくない。4番も勝てたので上出来」と前向きに捉える。21場所ぶりに幕内に復帰した一昨年夏、阪神・近本らに次ぐ4人目の学長賞を受賞した母校へは、外出制限のため今回も足を運べないが、中入り後の土俵から存在感を発信していく。