ニックスが2季ぶりの9連勝 再延長の末にセルティクスを敵地ボストンで振り切る 

[ 2023年3月6日 13:47 ]

セルティクス戦で自己最多の38得点を挙げたニックスのクイックリー(AP)
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 東地区全体5位のニックスは敵地ボストン(マサチューセッツ州)で再延長の末に2位セルティクスを131―129(前半54―61、延長8―8、再延長10―8)で振り切って39勝27敗。2シーズンぶりの9連勝を飾って同4位キャバリアーズとのゲーム差は「1」となった。

 今季23・9得点を挙げていたガードのジェイレン・ブランソン(26)は左脚の故障で欠場したものの、3シーズン目を迎えているイマニュエル・クイックリー(23=191センチ)が先発して試合全体の58分中55分にわたって出場。5本の3点シュートなどで自己最多の38得点をマークし、球宴に出場したフォワードのジュリアス・ランドル(28)も31得点を稼いで勝利に貢献した。

 ニックスはセルティクスに対して今季3勝1敗だが、3勝のうち2勝は延長戦を制したもの。このカードで再延長の末に勝ったのは昨シーズンの開幕戦(21年10月20日=○138―134)以来となった。

 3点シュート成功率部門1位(46・0%)のマルコム・ブログドン(30)を足首の故障で欠いていたセルティクスは連敗で45勝20敗。ここ4戦では3敗目を喫して、東地区全体首位バックスとのゲーム差は「1・5」に広がった。

 ジェイソン・テータム(24)は6本の3点シュートなどで40得点、ジェイレン・ブラウン(26)は29得点をマークしたが、2点差のビハインドだった再延長の終了間際にアル・ホーフォード(36)がテータムのパスを受けて右コーナーから放った3点シュートは入らなかった。

 前日に76ersに敗れて連勝が16で止まっていたバックスは敵地ワシントンDCで東地区全体10位のウィザーズを117―111(前半59―48)で下して46勝18敗。ヤニス・アデトクンボ(28)は23得点、10リバウンド、13アシストで今季4回目のトリプルダブルを達成している。

 西地区全体4位のサンズは敵地ダラス(テキサス州)でマーベリクスを130―126(前半59―62)で退けて3連勝で36勝29敗。移籍して3試合目となったケビン・デュラント(34)が37得点、デビン・ブッカー(26)が36得点を挙げて勝利に貢献した。デュラントが先発に名を連ねてからサンズは3戦全勝。3位キングスとのゲーム差は「2」となった。

 マーベリクスはここ8戦で6敗目を喫して33勝32敗となり西地区全体の7位に後退。ルカ・ドンチッチ(24)は34得点をマークしたが今季14回目のテクニカル・ファウルをコールされ、あと2回宣告されると1試合の出場停止処分になる。

 デュラントと今季はネッツでチームメートだったカイリー・アービング(30)は30得点。2人が異なるチームで対戦したのはデュラントがウォリアーズ、アービングがセルティクスに在籍していた2019年3月5日以来、ちょうど4年ぶりで、そのときはアービングのセルティクスが128―95でデュラントのウォリアーズに勝っていたが、この日の結果はその逆になった。

 <5日の結果>
サンズ(36勝29敗)130―126*マーベリクス(33勝32敗)
ペイサーズ(29勝36敗)125―122*ブルズ(29勝36敗)
*レイカーズ(31勝34敗)113―105ウォリアーズ(34勝31敗)
*ネッツ(36勝28敗)102―86ホーネッツ(20勝46敗)
トレイルブレイザーズ(30勝34敗)122―119*マジック(27勝38敗)
*ロケッツ(30勝34敗)142―110スパーズ(16勝49敗)
*サンダー(30勝34敗)129―119ジャズ(31勝34敗)
ニックス(39勝27敗)131―129(再延長)*セルティクス(45勝20敗)
バックス(46勝18敗)117―111*ウィザーズ(30勝34敗)
*クリッパーズ(試合中)グリズリーズ
 *はホームチーム

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2023年3月6日のニュース