申ジエ 逃げ切り開幕戦V「気持ち抑えられない」2年ぶり美酒 同じ34歳イ・ボミ引退…特別な1勝

[ 2023年3月6日 04:40 ]

女子ゴルフツアー ダイキン・オーキッド・レディース最終日 ( 2023年3月5日    沖縄県 琉球GC=6560ヤード、パー72 )

表彰式でギャラリーの声援に応える申ジエ(左)と上田桃子、稲見萌寧(右)(撮影・西尾 大助)
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 首位から出た元世界ランク1位の申ジエ(34=韓国)が3バーディー、2ボギーの71で回り、通算10アンダーで21年大東建託・いい部屋ネットレディース以来、約2年ぶりとなる日本ツアー通算27勝目を挙げた。昨年3月の両肘手術から1年。世界主要ツアーで63勝目の実力者が復活をアピールした。ツアー2年目の仁井優花(20=エレコム)が自己最高の9位と存在感を見せた。

 最後は3・5メートルのパットを沈めた。最終18番のグリーン上、申ジエの右拳が天に突き上がった。「凄い久しぶりの優勝で気持ちを抑えられない」。今大会前、同じ34歳のイ・ボミが今季限りでの日本ツアー引退を発表。初日、2日目と話す機会も多く「もっと一緒にいい勝負がしたいと伝えた」と言う。特別な1勝だった。

 昨年のこの大会の最終日は、両肘の激痛と闘っていた。プロで初めて80台。その後の精密検査で両肘の中に異物が見つかり、翌週には取り除く内視鏡の手術を決断。4月のパナソニック・オープンで復帰したが、14年の日本ツアー本格参戦後、初めて優勝のない一年となった。

 オフは気合の入り方が違った。「両腕は20代の頃に戻ったかな」と笑うほど太く、たくましくなった。開幕戦Vは米ツアーで1度経験があるが、日本では初めて。「病院の先生が(優勝を)待っていたかな?」と痛みの消えた両肘を見つめた。

 世界主要ツアーでは63勝目。リーダーボードを見ながら戦うのが申ジエ流だ。首位でターンした後半は上田、稲見の猛追にも「まだ大丈夫」と自身に言い聞かせながら、要所で耐える勝負強さが光った。「年間女王と永久シードを獲れるように頑張ります」。元世界ランク1位が復活ののろしを上げた。

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