ペア“りくりゅう”SP首位!標高高くても「空気あると思えば問題ない」日本勢初制覇へ前進

[ 2023年2月11日 06:16 ]

フィギュアスケート四大陸選手権第2日 ( 2023年2月10日    米コロラド州コロラドスプリングズ )

SPで首位発進した三浦璃来、木原龍一組(AP)
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 ペアのSPが行われ、GPファイナル優勝の三浦璃来、木原龍一組(木下グループ)は71・19点で首位発進した。同種目での日本勢初制覇に前進した。

 3回転トーループで三浦が転倒したが、その後のリフトで立て直し、成功したスロー3回転ルッツは出来栄え評価(GOE)で1・36点の加点。スピン、ステップ、デススパイラルでは最高のレベル4を獲得した。木原は「ベストな演技はできなかったが、しっかりレベルが取れていた。そこは良かった」と話した。

 標高約1800メートルのコロラド州内での大会で、パートナーを持ち上げるペアの男性は体力的に最も厳しい。それでも木原は「もっと空気薄くて、呼吸が止まると思っていたけど、演技中呼吸ができた。思ったより空気あった。あとは気持ちの問題。空気があると思えば問題ない」と説明。

 昨年末の全日本選手権では航空機の大幅遅延やロストバゲージのため出場がかなわず。三浦は「残念な気持ちもあったけど、2週間、日本に帰国できて休めることができた。結果としては良かった」とポジティブに捉える。フリーに向けて木原は会見で「結成した最初のシーズンに“いつかプレスカンファレンス(会見)に来れたらいいね”と話したのが実現できた。また明日戻ってこられるように頑張りたい」と意気込んだ。

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2023年2月11日のニュース