サーフィン松田詩野がQS3000初制覇　昨年4月の右肩手術から完全復活

サーフィン　ラウニオンインターナショナルプロ最終日 （ 2023年1月26日    フィリピン・サンファン ）

松田詩野
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　女子決勝が行われ、松田詩野（20）が松岡亜音（17）との日本人対決を制し、優勝した。松田は1本目に7・50点、6本目には8・00点を叩き出すなど、計15・50点をマークし、計13・10点の松岡を上回った。松田のクオリファイリングシリーズ（QS）3000レベルの大会制覇は初めて。

　19年のジャパンオープンで初代女王に輝いた松田は、同年のワールドゲームズ（世界選手権に相当）でアジア人最高位を獲得し、東京五輪代表に条件付きで内定。その後、条件を満たせず五輪代表から落選し、昨年4月には右肩を手術するなど苦難の時期が続いたが、見事に復活を遂げた。

　今月9日には地元の神奈川県茅ケ崎市で「はたちのつどい」に金メダルをイメージした黄色の振り袖で出席した松田。パリ五輪を翌年に控えるシーズンを前に「今年は過去の自分を超えていけるように成長したい。一つでも多くの大会で活躍して、自信を持てる年にしたい」と誓いを立てていたが、今季初戦で見事に有言実行してみせた。

　3月2～5日には国内で開催されるワールドサーフツアー（WSL）のQS唯一の大会であるホワイトバッファロー日向プロ（宮崎県日向市）も控えており、活躍が期待される。