八村が新天地レイカーズでデビュー 12得点と6リバウンドで勝利に貢献 ジェームズと初めて合体

[ 2023年1月26日 15:00 ]

ジャンプシュートを放つレイカーズの八村(AP)
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 ウィザーズからレイカーズにトレードされた八村塁(24)が、故コービー・ブライアント氏の命日の前日となった25日、背番号28のユニフォームを着て新天地でデビュー。地元ロサンゼルスでのスパーズ戦にベンチから出場し、22分の出場でフィールドゴール(FG)を7本中4本(うち3点シュートは3本中1本)成功させて12得点と6リバウンド、1アシスト、1スティールをマークして113―104(前半53―54)での勝利に貢献した。

 レイカーズはここ4戦で3勝目を挙げて23勝26敗。このカードは今季4戦全勝で、八村の出場時間帯のチームスコアは全選手最高のプラス17だった。

 八村は16―24で迎えた第1Qの7分38秒、脚の故障が回復して21試合ぶりの出場となったアンソニー・デービス(29)とともにコートに登場。その1分14秒後、速攻でシュート体勢に入った際にジョシュ・リチャードソン(29)の反則を誘ってフリースローが与えられ、これを2本とも沈めて新天地での初得点を記録した。

 第2Qの出だしからはそれまでベンチにいたレブロン・ジェームズ(38)が復帰し、八村は初めて“キング”とコート上で合体。試合開始からフィールドゴール(FG)は3本連続で失敗していたものの、このクオーターの4分には右サイドで得意のプルアップからのジャンプシュートを決めてこれがレイカーズで決めた最初のFGとなった。

 さらに5分55秒には速攻から左サイドを疾走。ジェームズからパスを受けたときにはボールをファンブルしかけたが、しっかりとつかみ直してゴール下でシュートを決めて6得点目を記録した。

 第3Qは無得点だったものの、第4Q1分5秒には正面やや右から3点シュートを3本目で初めて成功。そのあと今度はジェームズの3点シュートをアシストしてチームに勢いを与えた。左ローポストでのパワープレーではターンアラウンドからジャンプシュートを決め、この時点で得点は2ケタ(11得点目)に達した。

 レイカーズは第4Qを32―22として勝利。自身6回目のベンチスタートとなったデービスは21得点、12リバウンドでダブルダブルを達成し、ウィザーズ時代にチームメートでもあったラッセル・ウエストブルック(34)も14得点を稼ぐなど、レイカーズはベンチスコアで52―43とスパーズを上回った。

 ジェームズは20得点と9リバウンド、11アシスト。2003年のNBAデビュー以来、1405試合で積み上げた通算得点は3万8230となり、カリーム・アブドゥルジャバー(元バックス&レイカーズ)が保持するNBA最多記録(3万8387)まであと「157」としている。

 敗れたスパーズは3連敗で14勝34敗。ケルドン・ジョンソン(23)が25得点をマークしたものの、チームはここ9戦で8敗目を喫した。

 <八村の全オフェンス>
 ▼第1Q(出場4分22秒=2得点)
*8分52秒・フリースロー2本=○○
(1)10分49秒・速攻から左サイドを疾走。ランニング・ステップからレイアップに入ったもののジョンソンにブロックされる=×
(2)11分59秒・フリースローライン付近から3点シュート=×
 ▼第2Q(出場6分6秒=4得点)
(3)2分22秒・右コーナーから3点シュート=×
(4)4分0秒・右サイドでプルアップからジャンプシュート=○(アシスト・クリスティー)
(5)5分55秒・速攻からゴール下=○(アシスト・ジェームズ)
 ▼第3Q(出場3分27秒=無得点)
*11分33秒・フリースロー2本=××
 ▼第4Q(出場7分36秒=6得点)
(6)1分5秒・正面やや右から3点シュート=○(アシスト・シュルーダー)
(7)6分7秒・左ローポストでターンアラウンドからジャンプシュート=○
*6分47秒・フリースロー2本=×○

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