新十両・落合「相撲の歴史とか勉強していきたい」教習所で学びに意欲 関取として入所は史上初

[ 2023年1月26日 18:29 ]

相撲教習所入所式に出席した落合(撮影・前川 晋作)
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 大相撲春場所(3月12日初日、エディオンアリーナ大阪)での新十両昇進が決まっている落合(19=宮城野部屋)が26日、東京・両国国技館内の地下1階大広間で行われた相撲教習所の入所式に出席した。初場所で初土俵を踏んだ392期生として、昨年九州場所初土俵の391期生とともに入所した。

 所要1場所で史上最速の新十両昇進を決めた落合が、関取として相撲教習所に入所した。同じように幕下付け出しからスピード出世で十両に駆け上がった遠藤(32=追手風部屋)や御嶽海(30=出羽海部屋)らは関取として教習所に通っていた時期もあったが、通い始める前に関取昇進を決めているのは史上初。これから半年間、ここで相撲史や運動医学などの教養を学んでいく。
 また、コロナ禍で行われていなかった「実技」も2月から復活する予定。教習所の土俵を使い、新弟子に混じって関取が稽古に励む。

 前日に新十両昇進会見を終えたばかりの19歳は「相撲の歴史とかも勉強できると聞いたので、凄く興味あるのでしっかり勉強していきたい」と授業内容に興味津々。「師匠が相撲の歴史について凄く詳しいので、そういうところもまねしていきたい」。双葉山や大鵬など昭和の大横綱たちの映像を見て学んできたという師匠の宮城野親方(元横綱・白鵬)のように、研究熱心な“怪物”は学びにも意欲を示した。

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2023年1月26日のニュース