昨季賞金王・比嘉 九州・沖縄ゴルファーの栄誉「グリーンハット賞」を3年ぶり受賞「頂けて光栄」

[ 2023年1月26日 05:00 ]

昨季4勝を挙げ初の賞金王となった比嘉一貴はグリーンハットをかぶり表彰状を手に笑顔(マネージメント会社提供)
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 顕著な活躍を残した九州・沖縄のゴルファーの栄誉を称える2022年度グリーンハット賞(スポーツニッポン新聞社など九州運動記者クラブゴルフ分科会制定)に昨季の男子ツアー賞金王に輝いた比嘉一貴(27=沖縄県うるま市出身)が選出され、25日に発表された。比嘉の受賞は19年に続いて3年ぶり2度目。

 比嘉は本部高から東北福祉大を経て17年にプロ転向。デビュー3年目の19年KBCオーガスタでツアー初優勝した。昨季は「複数回優勝と賞金王獲得」を目標に掲げ4月の関西オープンに優勝、6月の日本ゴルフツアー選手権森ビルカップでメジャー大会初制覇。さらに9月のシンハンドンヘオープン、11月のダンロップフェニックスも制して年間最多4勝を挙げた。賞金1億8159万8825円を獲得し初の賞金王にも輝き、文句なしの受賞となった。

 比嘉はマネジメント会社を通して「昨年の実績が認められ、また賞を頂けて光栄です。昨オフにしっかりトレーニングができ1年間戦う準備ができたので目標(複数回優勝と賞金王)が達成できたと思う」と喜びを表した。すでに23年初戦となる米ツアー、ソニーオープン(12~15日、ハワイ)に参戦(72位)、2月はUAEでラスアルハイマ選手権(2~5日)に出場し4月のマスターズからは初めて招待されている。「とにかく今は楽しみ。DPワールドツアー(前欧州ツアー)にも参戦できる。今年は海外が主戦場となるが、日本のツアーに出られるときはもちろん優勝を目指していいパフォーマンスを見せたい」。身長1メートル58とツアーきっての小兵が世界に羽ばたく。 (中島 泉)

 ▽選考経過 プロの部は昨季ツアー最多の4勝を挙げ、沖縄県出身では17年宮里優作以来史上2人目の男子ツアー賞金王に輝いた比嘉に満場一致で決まった。アマの部は日本ジュニア女子15~17歳の部を制した荒木優奈(宮崎・日章学園高2年=熊本県出身)が候補に挙がったが、残念ながら授賞は見送られた。

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2023年1月26日のニュース