新小結・琴ノ若「自分がどれだけ力を出せるか」初日から先場所Vの阿炎と対戦も意識せず

琴ノ若
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　新小結の琴ノ若（25＝佐渡ケ嶽部屋）が7日、大相撲初場所（8日初日、東京・両国国技館）へ向けての意気込みを語った。

　三役力士として初めて迎える今場所へ「しっかり稽古は積めたので、あとは持っているものをしっかり出していきたい」と気を引き締めた。横綱・照ノ富士（31＝伊勢ケ浜部屋）が休場で大関は貴景勝（26＝常盤山部屋）ただ一人。混戦の次期大関争いや初優勝にも期待がかかる。「気持ちは常に上を向いていますけど、焦って相撲内容が悪くなっても仕方ない。しっかり地に足をつけて自分らしくいければいいかなと思っています」。焦らずに一つ一つ上を目指していく。まずは、父で師匠の佐渡ケ嶽親方（元関脇・初代琴ノ若）の番付に追いつくことが目標だ。

　初日の対戦相手は、先場所優勝の阿炎（28＝錣山部屋）。「自分自身がやることは変わらないので、相手どうこうではない。自分がどれだけ力を出せるかだと思うので特に意識はない」と平常心は崩さない。「まだ上があるので、しっかり上を目指してやっていければ」と落ち着いた口調で今年のさらなる飛躍を見据えた。