ビルズ対ベンガルズ戦は打ち切り AFC決勝の舞台は中立地になる可能性あり

[ 2023年1月7日 09:11 ]

延期となった2日の試合でハムリンのために祈りを捧げるビルズの選手たち(AP)
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 NFLのオーナー会議は7日、ダマー・ハムリン選手(24)の救急搬送によって第1Q途中で中断したあと延期となっていた2日のビルズ対ベンガルズ戦(オハイオ州シンシナティ)を、再開せずに打ち切りにすることを承認。当初はプレーオフ開始時期を1週間先送りして再開する案も浮上していたが、結局、行わないことになった。

 ビルズは前週まで12勝3敗でAFC東地区の首位。11勝4敗のベンガルズはAFC北地区の首位でどちらのチームにもプレーオフ1回戦が唯一免除となる第1シードの可能性が残されている。AFCでは西地区首位のチーフスが13勝3敗。チーフスが最終週最初の試合となる7日のレイダース戦に勝って14勝目を挙げてしまうと、少なくともベンガルズの第1シードの可能性は消滅するために、モチベーションなどを考慮すると“再開案”には疑問符がつけられていた。

 この結果、AFCのシード順は勝率によって決定されるが、仮にカンファレンス決勝に試合数の異なる2チームが進出した場合には、上位シードのチーム側にホーム・アドバンテージを与えず、中立地で決勝を行うことになった。

 現時点でこれに該当するのはビルズとベンガルズのどちらかが決勝に勝ち上がってチーフスと対戦するケース。ベンガルズは8日の最終戦でAFC北地区2位のレイブンズ(10勝6敗)と対戦するが、レイブンズが勝って11勝6敗(ベンガルズは11勝5敗)となってこの両者が仮にプレーオフ1回戦(ワイルドカード・ゲーム)で対戦することになった場合には、コイントスでホーム・アドバンテージを持つチームが決まる。

 

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2023年1月7日のニュース